アントレプレナーシップ論

Numbering Code Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period Thu.3・4
Instructor name YAMADA JINICHIRO (Graduate School of Management Professor)
ITO CHIAKI (Graduate School of Management Program-Specific Senior Lecturer)
Outline and Purpose of the Course 本講義においては、この新規に事業をつくる企業家活動の役割ついて学ぶ。この講義の主題は、新事業創造のために必要となる企業家活動とその戦略(Entrepreneurship Strategy)である。特に新技術やサービスに関わるスタートアップの創出について、その過程を事業機会、経営資源、企業家(チーム)のバランス、社会変化のダイナミズムなどの観点から学習する。ここでは企業組織は、投資家資本主義化する世界の中で1つの「ヴィークル(乗り物)」として捉えられる。産業・市場や企業のライフサイクルも単なる大企業の事業の多角化や競争戦略の失敗とは別の視野から理解し直すことが必要になる。このような現代社会のクリティカルな問題について、企業家活動理論の観点から、考察する。
Course Goals この講義では、経済構造変化の中で、新規開業・ベンチャーやアントレプレナーシップ(企業家活動)が有する現代的意義と課題について理解できるようになることを目的とする。到達目標は、受講生が講義を通じて、直接的な対話・議論をしながら、企業家活動の理論やイノベーション現象を分析し、具体的な事例を考察する基本認識や教養(リテラシー)を修得することに目標を置く。
Schedule and Contents 講義概要とガイダンス
社会における企業家の役割
組織の成長・流転とライフサイクル
日本におけるベンチャーの近現代史
新規開業とティモンズ・モデル
ベンチャーの事例討議(1)
インキュベーションと新規開業
国の産業政策・地域的集積のコンテキスト
産学官連携エコシステムの事例討議(2)
コーポレート・ベンチャリングの戦略論
コーポレート・ベンチャリングの組織論
国際企業家活動の展開
スタートアップと大企業の戦略提携
社会的企業家活動と倫理的資本主義
まとめ
Evaluation Methods and Policy 基本的に全ての講義に出席することが単位取得の前提となる。
中間レポートと発表、期末レポートなど、セッションごとの取り組み全体や講義のコミュニティへの貢献も評価する。古典的原著論文や最新の国際学術誌などの論文を輪読も行い、ケーススタディ用のケースを使う場合もある。
参加人数によって勘案するが、平常点が6割、期末レポートが4割という計画で、普段からの参加平常点を重視する予定である。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 隔週ごとのセッションで毎回、課題が設定される。受講者は、単独での予習・復習だけではなく、スタディグループを設定し、講義がない週も討議することが推奨される。
Textbooks Textbooks/References アントレプレナーシップ入門, 忽那憲治ほか, (有斐閣)
References, etc. 大学発ベンチャーの組織化と出口戦略, 山田仁一郎, (中央経済社)
また、追って授業開始時にリーディングリストを共有し、Updateしていく。
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