投資戦略とリスクマネジメント
Numbering Code | Year/Term | 2022 ・ Second semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | |
Target Year | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Thu.3 |
Instructor name | MURAKAMI KEIJI (Graduate School of Management Program-Specific Associate Professor) | ||
Outline and Purpose of the Course |
世界のビジネス環境の不確実性が高まっている状況下、企業が事業ポートフォリオを最適化した上で、適切な投資戦略とリスクマネジメントを実行することにより安定的に収益を獲得し、企業価値向上を図るとともに、ステークホルダーへ還元してゆくことは重要である。 本講義では、グローバルな事業経営を営む企業やプロジェクトを推進する政府機関等を対象として、投資戦略の策定方法、事業投資マネジメントのフレームワーク、事業ポートフォリオ評価と最適化、およびリスクマネジメントの手法等を習得し、さらにケーススタディを通じて理解力と実行能力を向上することを目的とする。 |
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Course Goals |
・グローバルビジネスにおける投資戦略のあり方、事業投資評価、およびリスクマネジメントの手法を理解する。 ・現実のビジネス事例の把握により、経営者の視点で考え方を整理し、意思決定ができるようになる。 |
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Schedule and Contents |
講義内容: 第1回 講義概要・序論 第2回 経営戦略と投資戦略の関係性 第3回 事業投資戦略の策定方法 第4回 投資基準の設定と評価 第5回 事業投資マネジメントのフレームワーク 第6回 事業ポートフォリオの評価と最適化 第7回 グローバルM&Aのシミュレーション 第8回 リスクマネジメントの手法 第9回 市場リスクマネジメントと事業リスクマネジメント 第10回 ケーススタディ:グローバル企業の事例 第11回 ケーススタディ:資源開発企業の事例 第12回 ケーススタディ:海外企業買収の事例 第13回 ディベート、グループワーク 第14回 プレゼンテーション 第15回 総括 |
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Evaluation Methods and Policy | 授業への貢献(出席・発言)40%、レポート40%、プレゼンテーション20% | ||
Course Requirements |
・Microsoft / WORD(レポート)、EXCEL(投資価値評価のシミュレーション)、Powerpoint(プレゼンテーション)を使用できること。 ・日本語の資料を利用するため、留学生は日本語N1保持者が望ましい。 |
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Study outside of Class (preparation and review) |
・講義資料は各授業前に公開しますので、事前に目を通すこと。 ・講義後にレポートを求める際は必ず提出すること。 ・第14回のプレゼンテーションの発表資料を作成の上、提出すること。 |
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References, etc. |
企業価値向上の事業投資戦略ー成長性とリスクを可視化する定量アプローチ, 太田洋子, 張替一彰, 小西健一郎, (ダイヤモンド社, 2011年), ISBN:978-4-478-01586-5 リスクマネジメントの本質 第2版, Michel Crouhy, Dan Galai, Robert Mark著, 三浦良造訳, (共立出版, 2017年), ISBN:978-4-320-111111-0 リスクマネジメント, 柳瀬典由,石坂元一,山﨑尚志, (中央経済社,2020年), ISBN:978-4-502-25691-2 M&Aのグローバル実務-プロセス重視の企業買収・売却のすすめ方, 渡辺章博, (中央経済社,2011年), ISBN:4-502-37340-0 |
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Related URL |
ポートフォリオの最適化に関する論文:「鉱山ポートフォリオの長期最適化」 リアルオプションに関する論文:「市場リスクを伴う資産の最適売却タイミングに関する分析モデルの研究」 |