サービス人的資源管理論

Numbering Code Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period Fri.2
Instructor name WAKABAYASHI NAOKI (Graduate School of Management Professor)
TAYLOR MASAKO (Part-time Lecturer)
Outline and Purpose of the Course 「観光およびホスピタリティ産業における人的資源管理の特性と未来」サービス産業は、様々な設備導入やIT技術による経営革新があるとはいえ、労働集約的な産業であり、人的資源の活用が中心的な経営課題である。本講義は、サービス産業でも観光やホスピタリティ産業を中心に、そこでの人的資源の管理の特性と共に、経営成果を上げるために取られている管理手法の考え方を理解したい。個々の企業にとってタレントとなる人材の効果的な採用、配置、訓練開発、業績評価、キャリア管理、離職低下、リーダーシップ開発、生産性向上、ダイバーシティのあり方、そして人材の国際化のあり方について議論する。特に、本講義は、観光やホスピタリティの産業分野での人的資源管理論の第一人者であるテイラー雅子教授に各論を論じ、その将来のあり方を議論する。これを通じて、サービス分野での人的資源管理の特性を理解した実践を学ぶ。
Course Goals ・サービス産業、特に、観光やホスピタリティ産業での人的資源管理の特性を理解する
・その産業領域での独自の人的資源の管理の優れた実践について学ぶ
・企業にとって顧客体験を高度化するタレント人材の育成と活用の戦略を考察する
Schedule and Contents  この授業の講義は、ヒルトン・インターナショナルなどでの人的資源管理の実務も経験したテイラー雅子氏による、観光やホスピタリティ産業を中心にした人的資源管理の特性についての講義と討論を中心とする。また、若林直樹より、観光産業の特性やタレント人材のマネジメントの意義についての講義を行う。下記のように、14回の講義で行った後、それを踏まえて、受講者に効果的な人的資源管理政策についての研究レポートを作成してもらい、それについてのレビューを実施する。またハーバードビジネススクールケース教材での代表的なホスピタリティビジネスにおける人的資源管理の政策例について討論を行う。

第1回 観光やホスピタリティ産業の特性と人的資源管理のあり方
第2-3回 観光およびホスピタリティ産業の組織でのコンピタンシーのあり方と戦略的人材マネジメント
第4-5回 採用、配置、業績評価、報酬
第6-7回 人材開発、キャリア開発
第8-9回 離職管理とリーダーシップ
第10-11回 生産性向上政策とビジネスケースディスカッション
第12-13回 ダイバーシティマネンジメントと国際化のあり方
第14回 観光およびホスピタリティ産業における人的資源管理の将来
第15回 授業のおける主要論点と学習成果のレビュー
Evaluation Methods and Policy 以下の構成で採点する

①講義への出席と討論での貢献  15%
②中間課題の作成        50%
③最終課題レポートの報告    30%
④グループ作業貢献への相互評価 5%

グループ作業への貢献を重視する。
Course Requirements 経営戦略、組織行動、人的資源管理論、サービス経営論の履修を要望する。
Study outside of Class (preparation and review) ・授業中に配付する授業資料、参考資料の予習・復習および関連する参考書部分の購読
・グループでサービス企業の人事管理システムの構築を実習するので、それに参加し、貢献すること。
References, etc. Walker, J. R. (2016) Exploring the Hospitality Industry. 3rd Ed. Boston: Peason.仲谷秀一, テイラー雅子, 中村光信. (2016) 『ホテル・ビジネス・ブック』 第2版.中央経済社。Nickson, D.. (2013). Human Resource Management for the Hospitality and Tourism Industries. 2nd Ed. Oxon, UK: Routledege. など。
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