デスティネーション・マネジメント論

Numbering Code Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type lecture and seminar
Target Year Target Student
Language Japanese and English Day/Period Fri.5
Instructor name MAEGAWA YOSHIKAZU (Graduate School of Management Program-Specific Professor)
OKOSO MITSURU (Part-time Lecturer)
Outline and Purpose of the Course  「観光立国」を掲げるわが国において、訪日外国人の急増、観光による地方創生といった背景により、デスティネーション・マネジメント(観光地域経営)の必要性が認識されるようになった。政府はDMO(、デスティネーション・マネジメント・オーガニゼーション)登録制度を設け、その形成・確立に向けた支援に取り組んでいる。
 しかしながら、現段階でデスティネーション・マネジメントを具体的に実践していく手法について、わが国では体系的に整理されていない。本講座では、欧米におけるデスティネーション・マネジメントの概念を整理した上で、デスティネーション・マネジメントおよびマーケティングの手法や事業の組み立てについて具体例を交えながら学ぶ。さらに演習として、習得した知見を実際のフィールドに適用するシミュレーションを行うことで、DMOのCEOやCMOが担える程度の知識とノウハウを身につけることを到達点としている。

特定教授:前川佳一 企画・監修・演習指導
非常勤講師:大社充 構想・講義・演習指導
ゲストスピーカー  話題提供
Course Goals  まず、デスティネーション・マネジメントの基本概念を整理して提示し、これを習得する。具体的には、デスティネーション・マネジメントの構成要素に分解し、その各要素に関する取り組みについてWork Bookなどを活用しながら実践的に学ぶ。またDMOによるデスティネーション・マネジメントや地域におけるデスティネーション・マネジメントの事例を学び、ケースメソッドを通して、その発想法と思考を体験的に学ぶこととする。
Schedule and Contents 特定教授:前川佳一 企画・監修・演習指導
非常勤講師:大社充 構想・講義・演習指導
ゲストスピーカー  話題提供

各回のテーマ(以下は過年度実績ゆえ、変更の可能性あり)
第1回 オリエンテーション/わが国の観光政策とデスティネーション・マネジメントの概念整理
第2回 ゲスト:持続可能な観光の考え方と地域の取り組み
第3回 観光と地方創生×DMO、戦略立案の考え方
第4回 ゲスト:京都の景観政策と観光まちづくり           
第5回 ゲスト:地域マネジメントにおけるアドボカシ―活動 
第6回 ゲスト:MICEの考え方とその事業展開
第7回 ゲスト:プレイスブランディングの考え方とその手法 
第8回 ゲスト:観光による地域経済へのインパクト分析
第9回 ゲスト:観光地における安全管理 
第10回 ゲスト:スポーツツーリズムと地域マネジメント
第11回 ゲスト:観光に対応する交通マネジメント・MaaS 
第12回 ゲスト:京都府南丹市美山町*の現状と課題             *演習のフィールド候補地
第13回 学生の演習発表
第14回 学生の演習発表
第15回 学生の演習発表(予備)/総括
Evaluation Methods and Policy 以下、暫定
リアクションペーパー(30%)、出席含む授業態度(30%)、レポート(40%)

   
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) ・一般論としてのDMOへのおおよその理解を持つこと
・日本版DMOに対するおおよその理解を持つこと

授業を受けて、
・一般論としてのDMOの経営に関して、自分なりの合理性をもって考察すること
・日本版DMOの経営に関して、自分なりの合理性をもって考察すること
Textbooks Textbooks/References DMO入門 官民連携のイノベーション (地方創生シリーズ), 大社充, (事業構想大学院大学), ISBN:978-4883354467
References, etc. 授業内で指定することがある
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