プロジェクトマネジメント理論特論
Numbering Code | P-MGT75 60474 LJ44 | Year/Term | 2022 ・ First semester |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture |
Target Year | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | |
Instructor name |
YAMADA TADASHI (Graduate School of Management Professor) YAMAMOTO TAKASHI (Graduate School of Management Professor) HIGO YOUSUKE (Graduate School of Management Professor) |
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Outline and Purpose of the Course |
国内外の大型プロジェクトをマネジメントするためには、計画論、経済分析、資金調達、災害対応を含む様々なリスク管理、入札、契約管理、紛争解決、運用維持管理等々、様々なマネジメント技術を必要とする。ここでは、プロジェクトリーダーとなる人材が身に付けるべき、プロジェクト特有の資金調達や人材資源管理、組織経営等について、先端理論、技術を講義、文献サーベイや討論を通じて修得し、自らの研究対象への応用可能性を探ることを目的とする。 |
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Course Goals | プロジェクトマネジメントの理論的知識・手法を習得し、自らの研究に反映させる能力を養う。 | ||
Schedule and Contents |
プロジェクトマネジメントとして6つのフェーズが考えられる。それぞれのフェーズ及び自らの研究テーマに関わる研究論文を熟読し、最近の研究対象となっているマネジメントの課題、先端的なマネジメント理論、手法を理解する。そして、それらの理論や手法が、自らの研究テーマに如何に応用できるのかを考察し、研究方法を固めていく。受講者は、各フェーズの内容を踏まえ、成果をレポートに取りまとめて発表し、それをもとに担当教員との議論を通じて理解を深めることとする。 (フェーズ1) プロジェクト計画・資金調達 このところ著しい変化が見られるプロジェクト評価、資金調達手法などについて、最新の情報を知り、海外での動向などを調査分析する。 (フェーズ2) 契約マネジメント(入札、契約、紛争解決) わが国の企業が海外プロジェクトを展開する際の大きな問題点と言われる入札、契約、紛争解決について、問題点の本質を把握する。 (フェーズ3) プロジェクトリスクマネジメント プロジェクトにはリスクが付きものであるが、リスクの正確な把握は容易ではない。事例調査等をもとにリスクの把握と対応に関する課題を調査分析する。 (フェーズ4) 災害マネジメント リスクのひとつである災害について、ハザードの把握、影響分析・防災投資効果分析、BCP導入、災害復旧・復興計画等に関する事例調査を行う。 (フェーズ5) 運用・維持管理 プロジェクトの運用形態は様々であるが、それぞれの運用段階で生じる様々な課題について事例調査等をもとに、現状を把握し、選定法・対応法について考察する。 (フェーズ6) アセットマネジメント プロジェクトにおいてもアセットマネジメントの考え方の導入は不可欠になりつつあるが、アセットマネジメントシステムの構築に必要な要素について調査分析する。 |
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Evaluation Methods and Policy | プロジェクトマネジメント分野の先端理論、技術に関する知識及び自らの研究対象への応用可能性に関する考察について、複数回のレポートないしは口頭発表及び最終レポートの提出を課し、総合的に判断して評価する。 | ||
Course Requirements | MBA基礎科目にある“プロジェクトマネジメント”、“Contract Management”、“Maintenance & Management of Infrastructure”, “Disaster Prevention & Recovery Management”を履修しているか、それと同等の知識を有していることが望ましい。 | ||
Study outside of Class (preparation and review) | 与えられるマネジメント課題に対して、自主的に授業外の時間に、資料収集、事例調査、分析などを行う。 |