経営科学特論

Numbering Code P-MGT75 50468 LJ44 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period
Instructor name COLPAN,Meziyet Asli (Graduate School of Management Professor)
SAWABE NORIO (Graduate School of Management Professor)
MATSUI HIROYUKI (Graduate School of Management Professor)
YAMADA JINICHIRO (Graduate School of Management Professor)
Outline and Purpose of the Course  経営科学は、企業や政府、非営利団体の経営現象について経営学、経済学、会計学といった社会科学だけではなく、工学や情報科学などの視点も含めた学際的かつ先端的な研究理論を用いて分析し、問題解決手法を構築する領域である。そのために、本特論では、経済性分析、事業経営に関する意思決定、組織分析、業績評価、投資決定、戦略分析、企業統治、最適化、シミュレーションなどについて、先端的で代表的な理論モデルや研究トレンドを習得することを目的とする。講義及び学習は、こうした領域をカバーする複数の研究者の連続講義として展開され、経営科学における総合的研究分析能力の構築を目指す。講義中の討論や報告、課題論文作成によりその発達を確認する。
Course Goals ・経営科学における先端的で代表的な理論モデルや研究トレンドを理解する。
・経営科学における総合的研究分析能力を習得する。
Schedule and Contents  経営学、経済学、会計学などの社会科学及び経営工学、情報科学における、企業もしくは組織の行動を分析する先端的な理論モデルの特性、説明力そしてその課題について幅広く検討する。それぞれのテーマについて1~3回、全部で15回の講義を行い、最終的に、受講者各自がそれぞれの研究テーマに沿った形で、異なる領域の理論モデルを比較検討して、分析力の高い理論モデルの構築を行う。

オリエンテーション
 本講義のテーマについて概説し、経営科学における理論研究・構築方法論の概説
(テーマ1) 経済学における企業行動モデルの特性(成生)
 経済学における企業理論、市場競争、戦略行動などに関する主要モデルの特徴と課題
ミクロ経済理論を援用したマ-ケティング・流通サービスの特徴と課題
(テーマ2) 経営学における企業モデルの特性 (山田仁)
 マクロ・ミクロ組織論によるモデルと分析方法の特徴と課題
(テーマ3) 経営戦略論における企業の成長と構造に関するモデルの特性 (Colpan)
 大企業の発展論、企業戦略に関する主要理論の特徴とその課題 、企業の戦略行動についての国際比較的なの考察 (英語と日本語の講義)
(テーマ4) 会計学における分析モデルの特性の検討 (澤邉)
 財務会計、ガバナンス論、管理会計論などでの主要研究モデルの特徴と課題
(テーマ5) 経営工学、情報科学及び学際的な分析モデルの特性 (松井)
 企業行動の最適化や価値最大化などに関わる経営工学モデル、企業行動に関するシミュレーション、メガデータ分析の情報科学研究モデル、各領域におけるモデルの比較検討と学際的な分析モデル構築の特徴と課題
Evaluation Methods and Policy  講義で扱う先端的で代表的な理論モデルや研究トレンドについて、その考え方、特徴、課題等を理解できているかを、上記の5つのテーマに関する課題レポートの提出によって評価する。
Course Requirements  MBAにおけるミクロ経済、組織行動、経営戦略、マーケティング、会計学、ファイナンス、情報システム・オペレーションズ、プロジェクトマネジメントなどを受講しているか、それと同等の知識を有していることが望ましい。
Study outside of Class (preparation and review)  
References, etc. 小田切宏之、『企業経済学』東洋経済新報社, 2010年。
ヘンリー・ミンツバーグ、『戦略サファリ』、東洋経済新報社, 2013.
組織学会、『組織論レビューⅠ,Ⅱ』、白桃書房、2013年。
徳賀 芳弘他編、『財務会計研究の回顧と展望』中央経済社、2013年。 
他授業中に指示
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