公共資産会計論

Numbering Code P-MGT75 60064 LJ44 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period Sat.2・3
every 2 weeks
Instructor name EJIRI RYOU (Graduate School of Management Practicing Professor, Professional Graduate School)
Outline and Purpose of the Course 自治体・公営企業の経営改革やインフラ資産のアセットマネジメントの導入など、我が国の公共資産のマネジメントには新たな手法が導入されている。本講義ではこうしたマネジメント手法について、我が国と諸外国の事例等を含め体系的に説明する。特に公共資産の中でも、その太宗を占めるインフラ資産について,会計学や経済学、工学などの知識を総合的に動員しながら,インフラ管理のための望ましいマネジメント戦略の構築に役立つ計画・管理手法を,実践的な知識として習得する.加えて演習では、自ら手を動かし発表・討論を行い、学んだ知識をより深く理解する。
Course Goals インフラ資産の管理のための会計学や経済学に関する基本的事項を理解し、基礎データを用いた分析能力を習得する.
Schedule and Contents 下記テーマに沿って,講義・演習・最終報告会を進めます.
 ・講義:配布資料の予習,および演習で検討したテーマ等を題材に,講義とディスカッションにより進める.
 ・演習:与えられた課題(ケース)について発表・討論を行う.
 ・最終レポート:与えられた課題について,講義や演習によって得られた知見等に基づきレポート提出,最終報告会を開催する.

1. 総論-公共資産のマネジメントと会計情報
2. 公共資産財務会計(1)-政府財務諸表とインフラ資産
3. 公共資産財務会計(2)-財務諸表分析とインフラ管理
4. 演習1(発表と討議:行政の経営分析,他)
5. 公共資産管理会計(1)-アセットマネジメントと管理会計
6. 公共資産管理会計(2)-ABC,BSC
7. 公共資産管理会計(3)-PFI,PPP,プロジェクトファイナンス
8. 演習2(発表と討議:PFIプロジェクト,ABC,他)
9. 公共資産経済会計(1)-インフラ資産と社会会計
10. 公共資産経済会計(2)-経済効果分析
11. 公共資産経済会計(3)-インフラ資産の生産性と経済成長
12. 演習3(発表と討議:IO,SAM,他)
13. 講義のまとめ
14. 最終課題報告会
15. 最終課題レポートの講評・フィードバック
Evaluation Methods and Policy 演習課題レポート(30%),課題討論への貢献(30%),最終課題レポート(40%)
Course Requirements 【推奨】ミクロ経済学(基礎) マクロ経済学(基礎) 会計学(基礎)などと同等の基礎知識があることが望ましい
Study outside of Class (preparation and review) 毎回与えられた参考資料等を事前に読み込んだ上で講義に参加すること.
Textbooks Textbooks/References 講義の際にプリントおよび参考資料リストを配付します。
References, etc. 実践 インフラ資産のアセットマネジメントの方法, 小林潔司、田村敬一編著, (理工図書)
政府管理会計, 小林真理, (啓文堂)
経済効果入門, 小長谷一之、前川知史, (日本評論社)
自治体経営と機能するバランスシート, 中地宏, (ぎょうせい)
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