コーポレートファイナンス

Numbering Code P-MGT75 60053 LJ44 Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period Wed.1・2
every 2 weeks
Instructor name HATAKEDA TAKASHI (Part-time Lecturer)
OKADA NORIKO (Graduate School of Management Visiting Professor)
ISAGAWA NOBUYUKI (Graduate School of Management Professor)
Outline and Purpose of the Course 欧米のビジネススクールのコア科目 Corporate Finance と同じ内容のものを同様の水準で提供します。すなわち,企業価値向上の視点から,企業経営や財務的な意思決定について学びます。企業価値向上の経営,資本利益率と資本コスト,企業価値評価,投資評価,資本政策,M&Aなどは,現代の企業経営を理解し実践するために不可欠な考え方と知識になっていますす。また,これらは,グローバルスタンダードなものといえます。本講義はシスメックス寄附講座(企業と投資家)のサポートを受けています。
Course Goals 欧米のビジネススクールで学ぶコーポレートファイナンスと同じレベルの知識や考え方を修得することが目標です。企業の財務的意思決定,資本市場におけるリスク・リターン関係と資本コストの算出,投資評価,企業価値評価(インカムアプローチとマーケットアプローチ),M&A,資本政策(資本構成,ペイアウト)などについて理解し,現実的な諸問題に対して理論的な回答ができるようになることが,具体的な目標です。エクセルを用いた財務モデルの構築や,様々なシナリオ分析を修得することも目標とします。
Schedule and Contents 順序は変わる可能性がありますが,内容は下記の通りです。詳細なスケジュールは講義開始時に配布します。

① イントロダクション,財務分析
②-③ DCF法
④ エクセルを用いたDCF法の演習
⑤-⑥ リスクとリターン,ポートフォリオ理論とCAPM
⑦ エクセルを用いたβ,ジェンセンのαの計測,資本コストの推定
⑧ 資本支出予算
⑨ エクセルを用いた資本支出予算の演習(感度分析,シナリオ分析)
⑩-⑫ 資本構成,ペイアウト政策
⑬-⑭ リアルオプション
⑮ 期末試験と解説
Evaluation Methods and Policy 平常点(出席,ホームワーク,クラス発言等)と期末試験で評価する。割合等の詳細は講義時にアナウンスする。
Course Requirements ファイナンス(基礎科目,前期開講)を受講していることが好ましい。また,バリュエーション(実務科目,後期開講)や証券投資論を並行して受講することで学習のシナジー効果がある。その他,財務諸表分析や統計学の基礎知識(平均,分散,相関,回帰)を知っていること,エクセルを使用できることが好ましい。
Study outside of Class (preparation and review) 講義の予習・復習に加え,毎回ホームワークを課すので,きちんと解いて提出すること。
Textbooks Textbooks/References コーポレートファイナンス 入門編 応用編, バーク&ディマーゾ, (ピアソン), MBAのテキスト
ゼミナール コーポレートファイナンス, 朝岡・砂川・岡田, (2022年 日経BP), 最新のテキスト
コーポレートファイナンス入門(第2版), 砂川伸幸, (日経文庫)
講義の内容とレベルは,バーク&ディマーゾをベースにする。初学者は,砂川や砂川・笠原である程度の知識と考え方を自習しておくこと。なお,講義資料はPandAあるいはクラシスにアップする。
References, etc. 日本企業のコーポレートファイナンス, 砂川伸幸・川北英隆・杉浦秀徳, (日本経済新聞出版社), 日本企業の事例が豊富
Principles of Finance with Excel, Benninga, S., , (Oxford (2011)), エクセルを用いてコーポレートファイナンスを解説
Applied Corporate Finance, Damodaran, A.,, (Wiley (2014)), 事例(海外事例)が豊富なコーポレートファイナンスのテキスト
その他,必要に応じて指示する。
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