経営戦略

Numbering Code P-MGT75 50004 LJ44 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period Mon.4
Instructor name MAKINO SHIGEFUMI (Graduate School of Economics Professor)
Outline and Purpose of the Course 本講義では、競争の概念、戦略の策定・実施・評価における経営者管理者の役割を学習する。授業で取り上げるトピックには、産業構造分析、持続可能な競争優位、事業および企業戦略、競争のダイナミクス、およびデジタル経済における戦略、が含まれる。講義を通して企業を経営する上で最も重要な以下の問題を議論することが授業の概要となる。
「企業の競争優位性を高める主な要因は何か」
「なぜ一部の企業は成功し一部は失敗するのか」
「マネージャーはどのように正しい戦略的決定を下すのか」
本講義の目的は以下の2点である。
 ・戦略的管理の理論や概念の理解を深める
 ・戦略的管理の理論や概念を実務に応用するスキルを開発する
Course Goals 本講義を修了することで、参加者は以下のことを行うことができるようになる(はずである)
 ・戦略的管理の基本概念を説明する
 ・企業の内部および外部環境が企業の業績に与える影響とメカニズムを理解する
 ・分析フレームワークを適用して、戦略的問題を定義および分析し、解決策を提案する
 ・グローバル・ビジネスのリスクと機会を説明する
 ・デジタル経済のビジネスのリスクと機会を説明する
 ・効果的なコミュニケーションスキルを築く
Schedule and Contents 授業は「講義」と「ケースディスカッション」から成る。講義は、講師による戦略的経営の基本理論や概念についての概説を軸に行う。参加者は講義内容に関連する自身の経験や知識を積極的にクラス内で共有することが奨励される。
講義に続いてケース・ディスカッションを行う。参加者は、授業の前にケースを読み込み、自分の意見をまとめ、クラスのディスカッションに積極的に参加する必要がある。尚、経営のグローバル化を鑑み、またそれに果敢に立ち向かう気概と経験を身に着けるため、ケースは英語のものを用いる。

毎回の授業は以下のトピックについて構成される。

o産業構造分析
o持続可能な競争優位
o事業戦略
o全社戦略
o競争のダイナミクス
oデジタル経済における戦略

スケジュール

1. 経営戦略論の基本
2. 産業分析
3. 産業分析-事例分析
4. 事業戦略
5. 事業戦略-事例分析
6. 全社戦略(1)多角化戦略
7. 全社戦略(2)国際化戦略
8. 全社戦略(3)競争のダイナミクス
9. 全社戦略-事例分析
10. デジタル経済における戦略(1)
11. デジタル経済における戦略(1)-事例分析
12. デジタル経済における戦略(2)
13. デジタル・ビジネスモデル(2)-事例分析
14. デジタル・ビジネスモデル(3)
15. デジタル・ビジネスモデル(3)-事例分析

本講義の最終週はグループ・プレゼンテーションを行う。各グループは講師から与えられたテーマに従いプレゼンテーションを行う。各グループの参加者は、本講義で学んだ知識や経験に基づいて、創造的な発表を行うことが期待される。
Evaluation Methods and Policy 評価は,授業への出席と討論への貢献,グループ・ワーク(プレゼンテーション),期末レポートの3つを,それぞれ40%,30%,30%の配分で行う。
Course Requirements 経営学の基礎知識
Study outside of Class (preparation and review) 参加者は、授業の前に、割り当てられたケースと(もしあれば)その他の読み物を読み、与えられた質問について自分の考えをまとめ教室内でディスカッションする準備を行う。ケースは英語のものを用いるが、英語を母国語としない他の国でもMBAの学生は同じものを読んでいる。苦労はあるが実りも多い、と前向きに考えチャレンジして欲しい。
Textbooks Textbooks/References 基本的に教科書は用いない。授業はケースと配布資料に基づいて行う。
References, etc. 世界標準の経営理論, 入山章栄, (ダイヤモンド社、2019年), ISBN:9784478109571
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