5131008Philosophy (Special Lectures)
Numbering Code | G-LET01 65131 LJ34 | Year/Term | 2022 ・ Second semester |
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Number of Credits | 2 | Course Type | special lecture |
Target Year | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Wed.5 |
Instructor name | ONISHI TAKURO (Graduate School of Letters Program-Specific Associate Professor) | ||
Outline and Purpose of the Course | 数学の証明は古来より哲学者の興味の的となってきた。とはいえ、証明の何がそんなに興味深いのだろうか。本講義では、証明のもつ重要な、しかし相反するように見える2つの性質、すなわち必然性と創造性について、いくつかの関連する観点から考えてみたい。 | ||
Course Goals | 哲学の主要分野のひとつである数学の哲学についての基本的な知識を身につける。ある主題について哲学的に考えるにあたって、どの程度その主題にかんする知識を習得し、どのような距離感とともに考察するのかという感覚を身につける。 | ||
Schedule and Contents |
以下は取り上げるトピックの暫定的なリストであり、受講者からの希望があれば変更も可能である。 1. 導入 2. 推論のパラドクス:必然性と創造性 3. 証明は命題の意味を変えるのか 4. Logical Mustと自然主義 5. 証明と可能性 6. ダメットの証明論的意味論と実在論(1) 7. ダメットの証明論的意味論と実在論(2) 8. ダメットの証明論的意味論と実在論(3) 9. ダメットの証明論的意味論と実在論(4) 10.ブランダムの推論主義と客観性(1) 11.ブランダムの推論主義と客観性(2) 12.証明と真理:完全性定理(1) 13.証明と真理:完全性定理(2) 14.証明と真理:完全性定理(3) 15.まとめ |
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Evaluation Methods and Policy | 毎回のコメントペーパー、数回の課題と、学期末のレポートで評価する。 | ||
Course Requirements | 論理学・数学についての知識はとくに前提しないが、全学共通科目ないし哲学演習Iで論理学を履修しているのが望ましい。 | ||
Study outside of Class (preparation and review) | 数回の課題を通じて文献を読み進め、期末レポートに仕上げるというプロセスを想定している。授業の内容に固執せず、自分なりの興味を発展させてほしい。 |