5541008Philosophy of Religion (Seminars)

Numbering Code G-LET07 75541 SJ34 Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type Seminar
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period Mon.4
Instructor name TSUDA KENJI (Graduate School of Letters Associate Professor)
Outline and Purpose of the Course この演習の目的は、初期キリスト教における教義史に関する古典的研究を読み、膨大な古代史料の中から教理的主題や歴史的背景、教父の特徴などを網羅的に概観するとともに、教義がどのような歴史的展開を示しているかを学ぶことである。この演習では、ドイツ語で書かれた後、英語や仏語に訳され、幅広く受容された教父研究のテキストを精読することによって、初期キリスト教思想研究に必要な文献読解力の向上を目指す。
Course Goals 教父たちの文献からの引用や、デジタルアーカイブなどへのアクセス情報などを含むドイツ語テキストを精読することによって、古代のキリスト教思想を研究する上で必要な基礎的な学力を養うことができる。
Schedule and Contents 前期に引き続き、H.R.ドロープナーの主要著作の一つである『教父学教本』を取り上げ、演習を行う。

Hubertus R. Drobner, Lehrbuch der Patrologie, 3te Auflage, Frankfurt am Main, 2011.

1.オリエンテーション
2.使徒たちの手紙
3.ニコデモ福音書
4.使徒行伝
5.文学的類型
6.ペトロ行伝
7.パウロ行伝
8.書簡
9.文学的類型(書簡)
10.バルナバの手紙
11.黙示録
12.文学的類型(黙示録)
13.ヘルマスの牧者
14.シビュラの託宣
15.まとめと総括およびレポート等に関する解説
Evaluation Methods and Policy 平常点による。受講者には、毎回の翻訳のほか、テキスト上の個別の主題に沿って数回の発表を課し、それらを総合的に判断する。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 受講者は、各人が毎回テキストを精読して訳し、議論の問題点を明確にした上で演習に出席すること。その上で、発表を担当する者は、関連文献などに目を通して、主題に沿った課題の準備をして報告を行うこと。
Textbooks Textbooks/References 使用するテキストについては、コピーを配布する。
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