6631019Japanese History (Special Lectures)
Numbering Code | G-LET23 66631 LJ38 | Year/Term | 2022 ・ First semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | special lecture | |
Target Year | Target Student | |||
Language | Japanese | Day/Period | Wed.2 | |
Instructor name | USAMI TAKAYUKI (Part-time Lecturer) | |||
Outline and Purpose of the Course |
日本史学の記述が史資料によって形作られていることへの理解を目指す。 対面授業を行う予定であるが、感染症の状況によってオンライン講義になる可能性があるので留意すること。 日本に古くから残されている古文書や古記録。その多くは正倉院文書をはじめとして寺社や公家などに残されたものである。しかし中世に入ると、村や町の在地に残される史料が現れる。それらには、寺社文書、公家文書にはない民衆の生活が記されている。本講義ではこのような在地の史料からわかる社会を描き出すことをめざす。中世社会の根底にある荘園を知るためにも在地の史料を知る必要が生じる。またこれらの史料は次の時代近世へのつながりを知ることが出来る題材ともなる。 |
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Course Goals |
1 歴史の方法論や史料解釈の方法を学び、応用することができる。 2 文献史料を用いた考え方を学び、身につけることができる。 3 考察したことを適切にまとめて、論理的に表現することができる。 |
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Schedule and Contents |
1~2、ガイダンス:日本史学と古文書 文献史の方法と史料 3~4、荘園制と在地文書 秦文書と若狭国大田文 5~7 近江国に残る在地文書 大嶋奥津嶋神社文書、菅浦文書 8~9 在地文書と産業 今堀日吉神社文書文書と商業、木地師文書 10~12 中世経済史は成り立つのか 荘園制と商工業、技術、 13~14 中世から近世へ 史料の残り方と連続性、敦賀と小浜 15 レポートとフィードバック |
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Evaluation Methods and Policy | 学期末レポートを想定している(8割程度)が、受講人数によっては試験になる場合がある(2回目頃には確定する)。残り2割は通常時の小レポートなどによる。 | |||
Course Requirements | None | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 必要な先行研究等は授業で紹介するので、予習・復習を行うこと。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | プリント配布予定 | ||
References, etc. | 必要な文献は授業中に適宜紹介する。 |