5541005Philosophy of Religion (Seminars)
Numbering Code | G-LET07 75541 SJ34 | Year/Term | 2022 ・ Second semester | |
---|---|---|---|---|
Number of Credits | 2 | Course Type | Seminar | |
Target Year | Target Student | |||
Language | Japanese | Day/Period | Tue.4 | |
Instructor name | IHARAGI DAISUKE (Graduate School of Letters Associate Professor) | |||
Outline and Purpose of the Course | 本演習では引き続き、マックス・シェーラーの遺稿「Tod und Fortleben」を読み進めてゆく。主著『倫理学における形式主義と実質的価値倫理学』とほぼ同時期に執筆されたと考えられている本論考は、ハイデガーやレヴィナスのそれとは根本的に異なった「死」の現象学的分析として、また、不死や死後生に対する宗教哲学的アプローチの模範的な実例として、今でもなお精読に値するといえよう。訳読と解釈を通じ、参加者一人一人が自身の思索を深めていくことが期待される。 | |||
Course Goals |
1.ドイツ語で書かれた哲学書を読み通すために必要な語学力を習得する。 2.哲学書の内容を理解し、その注釈を通じて自らの思索に生かしていく手法を身に付ける。 3.シェーラーの現象学理論を踏まえつつ、生死に関わる宗教哲学的課題に取り組むことで、その意義を把握できるようになる。 |
|||
Schedule and Contents |
第1回 イントロダクション 本演習で扱う著作およびその著者について知っておくべき最低限の事柄を示した上で、昨年度までに読み終えた箇所の概要を解説する。 第2~14回 「Tod und Fortleben」を全集版で1回に1.5~2頁のペースで読み進めてゆく。 第15回 フィードバック ※フィードバックの方法は授業中に説明します。 |
|||
Evaluation Methods and Policy | 訳読・議論への参加度(40%)と学期末のレポート(60%)により評価する。 | |||
Course Requirements | None | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 授業前には、予定された箇所を必ず読み通し、未知の単語や文章の意味をきちんと調べて訳出できるようにしておくこと。授業後には読み終えた箇所の内容を自分なりに咀嚼し、それを自分自身の思索に連結するよう努めてほしい。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | Schriften aus dem Nachlass, Band 1: Zur Ethik und Erkenntnislehre, Max Scheler, (Bouvier, 1954), ISBN:3-416-01992-X, Gesammelte Werke, Bd. 10. | ||
References, etc. | シェーラー著作集 6, マックス・シェーラー(小倉貞秀訳), (白水社, 1977年), ISBN:4-560-02538-X |