M183005German Language and Literature (Seminars)

Numbering Code G-LET17 7M183 SJ36 Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type Seminar
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period Tue.5
Instructor name HOSOMI KAZUYUKI (Graduate School of Human and Environmental Studies Professor)
Outline and Purpose of the Course  この演習では、ベンヤミンの『ドイツ・ロマン主義における芸術批評の概念』第二部の後半を新しいドイツ語版全集の原文で精読することで、ベンヤミンの批評概念について理解するとともに、受講者が高度なドイツ語の読解能力を身に付けることを目指す。あわせて、受講者自身の研究発表の機会を授業のなかに組み込むことで、受講者が研究者として発信する力を身に付けることも目指す。
Course Goals  受講生は、この演習をつうじて、ベンヤミンの批評概念について学ぶとともに、広く20世紀という時代のなかで思想家がどのように生きてきたかについて、ゆたかな知識を得ることができる。また、高度なドイツ語の読解能力を身に付けることができる。さらに、自分自身の発表の機会をつうじて、研究者として自らの研究内容を発信する力を身に付けることができる。
Schedule and Contents 第1回 イントロダクション
ベンヤミンの思想全体のなかでの『ドイツ・ロマン主義における芸術批評の概念』の位置について、またそのなかでの批評概念について、概略的な解説をくわえる。
第2回から第14回 ドイツ語テキストの精読と受講者の発表
『ドイツ・ロマン主義における芸術批評の概念』第二部の後半をドイツ語の原文で精読するとともに、受講生による発表の時間を組み込む。
第15回 まとめ
ベンヤミンの批評概念について、受講者で討論することを主たる内容とする。
Evaluation Methods and Policy 平常点(70点)、発表(20点)、討論参加(10点)を基本にして、総合的に判定する。
Course Requirements ドイツ語の最低限の読解能力を有すること。
Study outside of Class (preparation and review) ドイツ語論文の精読が基本になりますので、必ず予習をして臨んでください。背景的な知識がかなり必要になりますが、授業中に指示する参考文献も併読して、ベンヤミンの批評概念を軸に、ホロコーストをあいだに挟んだ20世紀の思想の展開に対して強い関心をもっていただきたいと思います。また、自分の発表に際しては、それぞれの研究テーマに引き寄せて、積極的に取り組んでください。
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