8448007Contemporary History (Seminars)

Numbering Code G-LET35 78448 SJ38 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type Seminar
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period Mon.3
Instructor name MATSUDA TOSHIHIKO (Part-time Lecturer)
Outline and Purpose of the Course  この演習では、植民地期の朝鮮についての医学・医療史についての学術論文、回顧録、小説などを読みます。コロナ・パンデミックで関心が高まっている近代医学史を学びながら、さまざまなタイプの韓国語を読む訓練をします。 
 朝鮮・韓国近現代史を研究テーマとする学生や、それ以外の分野の専攻でも韓国語の論文や資料を使いたいという学生のために、資料収集や学術論文の読解ができるようお手伝いをします。外国語の資料を使いこなすのは大変なことです。段階的にその技術を身につけられるように、授業は大きく4つのパートに分かれています。①近年の近代朝鮮医学史研究の動向を理解できる概説的な論文(韓国語)を講読します。②インターネットを含む朝鮮近代史関係資料探しのためのツールについて講義します。③植民地期朝鮮の医療衛生に関わる資料(回顧録、小説)を精読します。④受講生の関心に応じて、近現代の朝鮮史に関わる学術論文や一次史料(韓国語)を読みます。昨年度は、植民地下の京城帝国大学で心理学を学んだ朝鮮人学生の回想録を読みました。
Course Goals 1) インターネットを含む朝鮮近代史関係史料の調べ方を身につけ、自ら資料探索ができるようになります。
2) 韓国語論文を読むための基礎的な知識を得ることができます。
3) 医療衛生史を中心とする朝鮮近現代史についての一次史料を精読することによって、資料から歴史像を構築するトレーニングを積むことができます。
Schedule and Contents 1回目 朝鮮近代史・医療史についての概説
2~4回目 近年の近代朝鮮医学史研究の動向を理解できる概説的な論文の精読
5回目 韓国語の論文・資料の調べ方についての講義
6~10回目 植民地期朝鮮の医学史に関わる回顧録や小説などの資料の精読史研究の動向を論じた韓国語論文の講読
11~15回目 受講者の希望に応じて、韓国語の教材を選び精読します(医学史に限定しません)。
Evaluation Methods and Policy 論文講読・資料精読の平常点により成績評価をおこないます。
Course Requirements 韓国語の学習歴が求められます(受講生の韓国語レベルに合わせて授業内容は設定します)。与えられた資料の単なる日本語訳ではなく、論文中の歴史的事件や資料の背景について自分で調べてもらってミニ報告をしてもらうこともあります。
Study outside of Class (preparation and review) 2回目以降の講読・精読については予習を必須とします。担当箇所は割り当てますが、自分の担当以外の部分も予習してくる意欲があればなおよいです。
References, etc. 毎回プリントを配布して、文法事項や歴史的背景の説明、参考文献の紹介をします。
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