7331034Sociology

Numbering Code G-LET30 67331 LJ45 Year/Term 2022 ・ Intensive, First semester
Number of Credits 2 Course Type special lecture
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period Intensive
Instructor name NIHEI NORIHIRO (Part-time Lecturer)
Outline and Purpose of the Course  社会学において言説や文字データを用いた研究は多いが、それが依拠する方法論/理論は、知識社会学から、言説分析、構築主義、概念分析、自然言語処理を用いたテキストマイニングに至るまで、多岐にわたっている。その中で、知見の新規性はもちろん、分析の手続きの妥当性や、言説/社会(実態)の関係に関する認識論的な前提が厳しく問われることもある。
 本授業では、言説を対象とする研究にはどのような方法的立場があり、それぞれいかなる前提と課題を有しているのか概括的に把握し、基本的な視座を習得することをめざす。
 基本的に論文の講読とディスカッションを通じて内容の理解を進めていくが、授業後半には計量テキスト分析を実際に行い、その手続きとロジックの基礎を学ぶワークも実施する。
 なお受講者は言説研究の経験の有無を問わない。
Course Goals ・言説を社会学的に分析する上で、いかなる方法的立場があるか理解できるようになる
・それぞれの方法には、どのような特徴と利点、課題があるのか理解できるようになる
・計量テキスト分析の基本的な進め方に関するスキルを習得することができる
Schedule and Contents 1.イントロダクション
2.言説と構築主義
3.方法論的構築主義の展開と困難
4.言説と「実態」――統計の位置づけについて
5.権力と言説
6.歴史と言説
7.概念分析について1
8.概念分析について2
9.対話的構築主義をめぐって
10.計量テキスト分析のロジックと方法
11.計量テキスト分析の研究を読む
12.計量テキスト分析の実際1
13.計量テキスト分析の実際2
14.計量テキスト分析の実際3
15.総括討論
Evaluation Methods and Policy 平常点(コメントメモの提出、ディスカッション・ワークへの参加)100%
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) ・7月半ばまでに、下記のDropboxで文献情報を共有します。事前に読んできてください。
https://www.dropbox.com/sh/xnaymo4ooog9q5z/AAAXT1r3sCGGNB9fqNv1vDWha?dl=0


・授業では、コメントメモに基づきディスカッションを進めていく予定です。(指示は後日)
Textbooks Textbooks/References 7月半ばまでに、下記のDropboxで文献情報を共有します。
https://www.dropbox.com/sh/xnaymo4ooog9q5z/AAAXT1r3sCGGNB9fqNv1vDWha?dl=0

事前に目を通していただくようお願いします。
References, etc. 社会問題の構築―ラベリング理論を超えて, スペクター, J.I. &キッセ, M.B. , (マルジュ社), ISBN:4896160665
社会問題とは何か―なぜ、どのように生じ、なくなるのか?, ベスト, J., (筑摩書房), ISBN:4480017186
言説分析の可能性―社会学的方法の迷宮から, 佐藤俊樹・友枝敏雄編, (東信堂), ISBN:4887136544
方法としての構築主義, 中河伸俊・赤川学編, (勁草書房), ISBN:4326602562
概念分析の社会学─社会的経験と人間の科学, 酒井泰斗他編, (ナカニシヤ出版), ISBN:4779503140
社会調査のための計量テキスト分析―内容分析の継承と発展を目指して【第2版】, 樋口耕一, (ナカニシヤ出版), ISBN:4779514746
「ボランティア」の誕生と終焉―〈贈与のパラドックス〉の知識社会学, 仁平典宏, (名古屋大学出版会), ISBN:4815806632
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