7031014Archaeology (Special Lectures)
Numbering Code | G-LET27 67031 LJ38 | Year/Term | 2022 ・ Intensive, First semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | special lecture | |
Target Year | Target Student | |||
Language | Japanese | Day/Period | Intensive | |
Instructor name | UEMINE ATSUSHI (Part-time Lecturer) | |||
Outline and Purpose of the Course |
石器はその時間的・空間的な普遍性とは裏腹に, 研究資料としての扱い方や可能性についての理解が浸透しておらず, 石器研究は敷居が高い独特な研究領域を作っているようにとらえられる向きがある。この苦手意識の払拭こそ, この授業が目指すところである。授業では, 日本とその周辺の石器文化(旧石器・新石器)を遍く取り上げながら, 考古資料としての石器からどのような手続きで, どのような情報を抽出できるのかを論じる。具体的な研究事例にもとづいた解説と, 授業担当者が持参する石器を使った実習を通じて, 旧石器・新石器(縄文・弥生石器)に関わる基礎知識と, 石器研究に通底する考え方を学ぶ。 |
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Course Goals |
① 国内外の石器文化の大まかな特徴, 地域性や変遷の概略を説明できるようになる。 ② 既存の石器研究論文を, 立論の根拠や方法に注目して批判的に読めるようになる。 ③ 石器研究における実験考古学的手法やフィールド調査の意義を, 具体例をあげて説明できるようになる。 |
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Schedule and Contents |
(開講日時はKULASISを通して連絡) 第1回 石器研究の方法 第2回 石器の観察法 第3回 石器製作技術の復原 第4回 技術研究の可能性 第5回 世界の旧石器文化 第6回 東アジアの旧石器文化 第7回 日本の旧石器文化 第8回 近畿地方の縄文・弥生石器 第9回 石器の使用実験 第10回 石器使用痕の観察 第11回 表面痕跡研究の可能性 第12回 石器石材と地質環境 第13回 旧石器時代遺跡の年代決定 第14回 旧石器時代遺跡の堆積学 第15回 石材原産地遺跡の最新研究 |
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Evaluation Methods and Policy | 授業後に課すレポート(50%), 平常点(授業への取り組み状況, 50%)で評価する。 | |||
Course Requirements | None | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 各日の授業内容は関連しているため, 毎日の復習につとめ, 翌日の講義に備えてほしい。 | |||
Textbooks | Textbooks/References |
教科書は使用しない。授業前に, レジュメ等を提供する。 |
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References, etc. |
日本と東アジアの旧石器考古学, 松藤和人, (雄山閣), ISBN:9784639021186 縄文石器:その視角と方法, 上峯篤史, (京都大学学術出版会), ISBN:9784814001453 旧石器時代:日本文化のはじまり, 佐藤宏之, (敬文舎), ISBN:9784906822300 その他, 授業時に適宜紹介する。 |