5541004Philosophy of Religion (Seminars)

Numbering Code G-LET07 75541 SJ34 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type Seminar
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period Tue.4
Instructor name IHARAGI DAISUKE (Graduate School of Letters Associate Professor)
Outline and Purpose of the Course 本演習では、ジョルジュ・バタイユの宗教論『宗教の理論』(1974)を扱う。本書は、バタイユが1948年に(ヴァール主宰の)哲学コレージュで行った講演「宗教史概略」をもとに執筆した作品である。ほぼ完成していたにもかかわらず、生前に出版されることはなかった。「宗教」の理論と銘打ってはいるが、代表作『呪われた部分』とほぼ同時期に書かれていることもあり、バタイユの濃密な哲学的思索が展開されている。本書を宗教哲学的な視野のもとで読み進めつつ、参加者による思索と議論をより重視した演習としたい。
Course Goals 1.フランス語で書かれた哲学書を読み通すために必要な語学力を習得する。
2.哲学書の内容を理解し、その注釈を通じて自らの思索に生かしていく手法を身に付ける。
3.宗教的な諸事象を哲学的な思考にもとづいて把握できるようになる。
Schedule and Contents 第1回 イントロダクション
本演習で扱う著作およびその著者について知っておくべき最低限の事柄を説明する。
第2~14回
『宗教の理論』を最初から読み進めてゆく。進度は出席者の語学力に合わせて調整する。
第15回 フィードバック

※フィードバックの方法は授業中に説明します。
Evaluation Methods and Policy 訳読・議論への参加度(40%)と学期末のレポート(60%)により評価する。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 授業前には、予定された箇所を必ず読み通し、未知の単語や文章の意味をきちんと調べて訳出できるようにしておくこと。授業後には読み終えた箇所の内容を自分なりに咀嚼し、それを自分自身の思索に連結するよう努めてほしい。
Textbooks Textbooks/References Œuvres complètes Tome VII, Georges Bataille, (Gallimard, 1976), ISBN:2-07-027882-4
References, etc. 宗教の理論, ジョルジュ・バタイユ(湯浅博雄訳), (ちくま学芸文庫, 2002年), ISBN:4-480-08697-8
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