M193005English and American Literature(Seminars)

Numbering Code G-LET20 7M193 SJ36 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type Seminar
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period Tue.1
Instructor name MINAMITANI YOSHIMI (Graduate School of Letters Associate Professor)
Outline and Purpose of the Course James JoyceのUlysses(1922)の各挿話の精読を通じて、その作家の語彙や文体、表現技法に習熟しながら、テクストの記述を支えている歴史的・文化的背景を考察する。同作は2022年に出版100周年を迎えることもあり、モダニズム文学の金字塔として今後さらなる注目を集める見込みがある。ジョイスが長年の生を賭して完成させたその作品の精緻な言葉から、私たち自身の知と言葉を鍛えることを目的とする。
Course Goals (1)文学テクストの言葉を文化や歴史と関連づけて理解し、それを自身の知と結びつけて説得的に説明することができる。
(2)文学テクストの読解を通じて各自の興味・関心を発展させ、有益で適切な学術的資料・文献を見つけることができる。
(3)先行研究と自身の関心をもとに文学テクストの読解を行うなかで、ものの見方を変える視点をもつことができる。
Schedule and Contents 第1回 イントロダクション
作者と作品についての解説と、時代背景の概説、関連文献の紹介を行い、今後の演習の進め方について説明する。

第2-15回 テクストの精読
担当部分を割り振り、受講者の発表を通じてディスカッションを行う。おおよそ2回の授業で一つの挿話を読み進め、前期で第1~第6挿話までを読み終わる予定。
Evaluation Methods and Policy 到達目標の達成度に基づき、平常点(50%)とレポート(50%)で総合的に評価する。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 予習として、Oxford English Dictionary及び授業中に指定する注釈書・論文等を参照しながら、原文の一字一句も疎かにせず、どの一語にも未だ知られざる事実と解釈が眠っていると想定して、その意味とテクストにおける役割を考察すること。復習としては、当該授業回で扱った範囲を読み返すことに加え、特に関心のもった語句や事象を発展的に理解するための関連文献調査を行い、自身の自由な関心を育てること。
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