M415001Contemporary History (Seminars)

Numbering Code G-LET35 7M415 SJ38 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type Seminar
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period Fri.5
Instructor name KOMAGOME TAKESHI (Graduate School of Education Professor)
Outline and Purpose of the Course  学校教育の役割に着目しながら、民衆史研究と植民地史研究の接点を探る。
 色川大吉、鹿野政直、安丸良夫、ひろた・まさきと連なる民衆史研究の動向と、1990年代以降に勃興した帝国史研究の潮流はどのように綜合されうるのだろうか。民衆史の側では鹿野による伊波普猷研究があり、晩年のひろたは台湾における竹久夢二について論じた。それでは、帝国史の側では民衆史のモチーフと方法論を咀嚼してきたのだろうか。
 今年度は、昨年度に引き続いて鹿野政直の仕事を読み直す。
Course Goals ・民衆史と帝国史にかかわる基本的な事項を理解しながら、自分自身をその一部として含むところの「現代史」について考察する能力を身につける。
・構造的な強者と構造的な弱者との力関係の下で、学校教育がどのようなものでありうるのか。この力関係をどのように補強し、あるいはどのように解体・組み換えるものとなるのかを考察する。
・同じテキストを読みながらも、個々人につきささってくる断片がどのように異なり、どのように重なるのかを確認しつつ、他者の視点をふまえて読みを深める。
Schedule and Contents 今年度は、昨年度に引き続いて鹿野政直の仕事を読み直す。
第1回 オリエンテーション
第2回~第14回 『鹿野政直思想史論集 第1巻大正デモクラシー・民間学』 (岩波書店、2008年)を読む。
第15回 フィードバック
Evaluation Methods and Policy 平常点(授業内での発言)(60%)
学期末レポート(40%)
〔評価方針〕
到達目標について、教育学部の成績評価の方針に従って評価する。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 指定された文献を事前に読んでくることが「予習」としての意味を持つ。
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