8433003Contemporary History (Special Lectures)
Numbering Code | G-LET35 68433 LJ38 | Year/Term | 2022 ・ Second semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | special lecture | |
Target Year | Target Student | |||
Language | Japanese | Day/Period | Tue.4 | |
Instructor name | FUJIME YUKI (Part-time Lecturer) | |||
Outline and Purpose of the Course | 連合国占領期は闇の深い時代である。占領期は戦争と軍国主義からの解放と民主化という明るい側面がしきりに強調され、日本占領こそ輝かしい「占領の成功モデル」だといった言説が今も流布されている。だが占領期は、連合国占領軍が絶大な権力を行使し、その事故や犯罪のために市民が殺傷されてすら闇にられてしまう恐ろしい時代でもあった。本講義では、一九五〇年代後半におこなわれた調達庁労働組合による大規模調査資料をはじめ、長い歳月埋もれてきた史料を用いて、占領軍人身被害の角度から占領史を再考する。 | |||
Course Goals |
(1)「8・15終戦」論や「占領の成功モデル」といった言説の虚構性を理解する。 (2)占領初期から日本の非軍事化・民主化に背反し、日本をアジアの「反共防波堤」として再建する方向へ向かう統治が始まっていることを理解する。 (3)朝鮮戦争期に日本が「国連軍」の基地となり、日本が戦域に入いったことによって各地に人身被害が発生していたことを理解する。 |
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Schedule and Contents |
各1~3回で以下のテーマとそれに関連する事項について学びます(全15回)。 1.研究の意義と方法 2.日本軍武器弾薬処理に伴う人身被害 3.占領軍労務動員と労働災害死傷 4.暴行・傷害・殺人 5.軍事演習被害・朝鮮戦争被害 6.占領軍人身被害補償運動の歴史的意義 |
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Evaluation Methods and Policy | 平常点(コメントシートやミニ・レポートの提出、授業中のディスカッションへの積極的参加など)60点、期末レポート40点で評価する。 | |||
Course Requirements | None | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 参考書も含めて,授業中に適宜指示します。 | |||
Textbooks | Textbooks/References |
占領軍被害の研究, 藤目ゆき, (六花出版、2021年), ISBN:ISBN978-4-86617-157-9
授業中に配布するレジュメと資料、スクリーンに映す資料に沿って授業を進めます。 |
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References, etc. |
占領軍による人身被害調査資料集 編集復刻版, , (六花出版、2021年)
その他の参考文献については、授業中に適宜指示します。 |