8433001Contemporary History (Special Lectures)

Numbering Code G-LET35 68433 LJ38 Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type special lecture
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period Tue.3
Instructor name ONOZAWA TOORU (Graduate School of Letters Professor)
Outline and Purpose of the Course 以前に比べると米・中東関係に関する関心は低下しているが,それが依然として現代の国際関係における重要なファクターであることは言うまでもない。また,米国の中東への関与はいままさにひとつの転換点に差しかかっていると言われるが,米・中東関係の歴史については(当事国である米国においてさえ)正確に把握されているとは言い難い。この授業は特殊講義であるが,やや概説的に,19世紀から21世紀にかけての米国と中東の関係を概観する。
Course Goals 米・中東関係の歴史的展開について,全体的な見通しを把握するとともに,重要な事件や転換点についての具体的な知識を獲得する。
また,中東は近現代世界史の展開においては「周辺」地域のひとつであった。米・中東関係の展開についての知識を獲得することを通じて,近現代世界における「周辺」と「中核」の関係についての認識,およびそれを歴史学的に分析するためのアプローチを涵養する。
Schedule and Contents 以下の各項目について,それぞれ2~4回程度の授業で説明を進めていく。

1. イントロダクション(1回)
2. 中東の近代:Western impactから主権国家システムの生成(2回)
3. 西側統合政策の展開と挫折(1950年代)(4回)
4. オフショア・バランシングの時代(1960-80年代)(3回)
5. 覇権的政策の盛衰(1990年代以降)(4回)
6. まとめとフィードバック(1回)
Evaluation Methods and Policy 学期末のレポート
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 授業中に適宜指示する。
References, etc. 幻の同盟: 冷戦初期アメリカの中東政策(上・下巻), 小野沢 透, (名古屋大学出版会)
アメリカ外交と21世紀の世界, 五十嵐武士, (昭和堂)
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