6631007Japanese History (Special Lectures)
Numbering Code | G-LET23 66631 LJ38 | Year/Term | 2022 ・ Second semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | special lecture | |
Target Year | Target Student | |||
Language | Japanese | Day/Period | Mon.4 | |
Instructor name | ICHI HIROKI (Part-time Lecturer) | |||
Outline and Purpose of the Course |
日本古代史の史料は限られているが、発掘調査を通じて、新たな知見が次々と明らかにされつつある。本講義では、既存の文献史料に加え、新たな考古資料も積極的に活用しながら、飛鳥時代(6世紀末~8世紀初頭)を中心に宮都の展開過程を跡づけ、日本古代国家の形成過程に迫ってみたい。その際、日本古代史を一国史にとどめるのではなく、東アジア史の文脈のなかに位置づけるように注意したい。 |
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Course Goals | ①資料の取り扱い方法を習得する。②日本古代史の主要な論点を理解する。③東アジア史の文脈で、日本古代史像をイメージできるようになる。 | |||
Schedule and Contents |
基本的に下記のように講義を進める予定である。ただし、受講者の理解状況に応じて詳しく説明したり、新たな知見を紹介することなどもあるため、各テーマの内容などについては柔軟に考えることにする。 1、イントロダクション―古代宮都の概観― 2、遣隋使の派遣と小墾田宮 3、飛鳥岡本宮から百済宮へ 4、7世紀中葉の東アジア情勢と百済大寺 5、難波諸宮の展開 6、大化改新と難波宮 7、白村江の戦い前後の王宮 8、飛鳥浄御原宮と関連施設 9、複都構想と東アジアの都城 10、藤原京の誕生 11、大宝律令の施行と藤原京 12、平城京遷都の歴史的意義 13、日唐王宮の空間構成 14、門からみた日本古代王宮の特質・展開 15、授業全体のまとめ |
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Evaluation Methods and Policy | 期末のレポート(70%)と授業中に実施予定の小レポート(30%)で総合的に判断する。 | |||
Course Requirements | None | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 授業で言及した参考文献を図書館などで見てみる。飛鳥などの遺跡を訪れてみる。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | プリントを配布して授業をおこなう。 | ||
References, etc. |
シリーズ古代史をひらく 古代の都, 川尻秋生他, (岩波書店,2019年), ISBN:9784000284967 飛鳥の木簡, 市大樹, (中央公論新社,2012年), ISBN:9784121021687C1221 必要に応じて授業中に紹介する。 |