ヒューマンロボットインタラクション

Numbering Code Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period Wed.2
Instructor name KANDA TAKAYUKI (Graduate School of Informatics Professor)
Outline and Purpose of the Course 知能ロボットの研究開発が進み、従来は産業用のロボットアームや宇宙探索などの極限作業に用いられていたロボットが、人々の日常生活の場で利用されるようになりつつある。人々と社会的なインタラクションをおこなうような「人らしい」ロボット、人々の近傍で邪魔にならないように作業・活動する人間共存型ロボット、テレプレゼンスロボットやドローンのように人間が操縦するロボット、など、様々な形でのインタラクションが、ロボットの主要な機能として含まれるようになってきた。このようなインタラクションができるロボットを構築するためには、情報処理技術、知能ロボット技術だけでなく、人間の認知・心理の特性も理解した学際的な思考が必要である。そこで、この講義では、様々な形でのヒューマンロボットインタラクションを俯瞰し、新たなインタラクションを設計・構築することを可能にする学際的な思考を体得することを目標とする。
Course Goals ヒューマンロボットインタラクションの研究分野に関する俯瞰的な知識の獲得と、人々と相互作用しながら活動するような多様なロボットを構築するための学際的な思考を体得する。
Schedule and Contents 本年度は以下のトピックに関する講義を予定する。
1.ヒューマンロボットインタラクション(HRI)とは?
2.感情・情動
3.対話モデル
4.アーキテクチャ
5.身体的コミュニケーション
6.インタラクションのモデル化
7.認知モデル
8.シミュレーション
9.HRIにおける機械学習
10.オペレータ(操縦者)とのHRI
11.HRIの定量的評価
12.対ロボットの認知科学・心理学
13.人とロボットとの関係
14.HRIの定性的評価
15.社会との調和

ただし当該年度の授業回数や講義の進捗などに応じて一部内容の変更や順序の変更がありうる.1,2回程度、最先端のヒューマンロボットインタラクション研究を紹介する招待講演を導入する場合がある.
Evaluation Methods and Policy 達成目標に対する達成度を、情報学研究科成績評価規定第7条による成績評価に則り行う。詳細は授業時に説明する。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 本科目の達成目標に到達するには、講義での学習のほかに予習・復習が必要である。予習は上記に指定する参考書を参考にすること。復習については、講義中に指示する。
References, etc. Human-Robot Interaction; An Introduction, C. Bartneck, T. Belpaeme, F. Eyssel, T. Kanda, M. Keijsers, S. Sabanovic;, (Cambridge University Press), ISBN:9781108735407
注)上記参考書の各チャプターは以下のサイトからダウンロード可能です。
https://www.human-robot-interaction.org/

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