非線形物理学通論A

Numbering Code G-INF03 54303 LJ57 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period Thu.3
Instructor name AOYAGI TOSHIO (Graduate School of Informatics Professor)
TERAMAE JUNNOSUKE (Graduate School of Informatics Associate Professor)
MIYAZAKI SHIYUUJI (Graduate School of Informatics Senior Lecturer)
Outline and Purpose of the Course 先端数理科学専攻における基礎的な学修として、生物や社会現象に見られる複雑な挙動を、非線形力学系としてモデル化し解析するための理論的基礎を習得することを目的とする。具体的には、散逸力学系におけるリミットサイクルやカオス、保存系のカオス、ノイズのある力学系等を取り上げ、初歩的な解析を解説する。また、非線形振動子の引き込みやカオス同期なども講述する。
Course Goals 数学・数理科学の広い視点での基礎学力の涵養を目指す。散逸力学系や保存系の力学系に関して、それらを解析するための種々の解析手法の基礎と、それを活用する基礎的素養を習得する。
Schedule and Contents 授業計画
第1回:非線形物理学と力学系の概観(青柳)
第2回:リズム現象と力学系(青柳)
第3回:力学系の自由度削減と位相記述(青柳)
第4回:集団リズムの同期現象(青柳)
第5回:引き込み転移の理論(青柳)
第6回:ノイズのある力学系(寺前)
第7回:確率微分方程式(寺前)
第8回:伊藤積分とストラトノビッチ積分(寺前)
第9回:フォッカープランク方程式(寺前)
第10回:ノイズと非線形振動子(寺前)
第11回:単振り子の非線形力学(宮崎)
第12回:変分法(宮崎)
第13回:二重振り子の解析力学(宮崎)
第14回:二重振り子の数値解析(宮崎)
第15回:二重振り子のカオス(宮崎)
なお、内容は、受講生の習熟度や学習の進度に応じて変更することがある。
Evaluation Methods and Policy 講義内容に関して習得すべき知識等が獲得されたことを、レポート試験や小テストを課して評価する。また,出席状況などを加味した平常点を上記評価の参考に用いる場合もある。詳細は必要に応じて授業時に説明する。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 重点的な復習により、講義中に適時指示される課題に各自が取り組むことが必要である。
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