ヒューマン・マシンシステム論

Numbering Code G-INF05 63513 LJ10
G-INF05 63513 LJ12
Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period Mon.3
Instructor name NISHIHARA OSAMU (Graduate School of Informatics Associate Professor)
Outline and Purpose of the Course 人間機械系の一例として、人工現実感(VR)システムを取り上げ、ヒトの視覚、聴覚、触力覚、前庭感覚などとこれらに対応するディスプレイ、レンダリング技術、ユーザーの姿勢、動きを検出するセンサ、VRシステムの構築などについて概要を解説する。そこでは、コンテンツとしてのシミュレーション、拡張現実感(AR)、テレプレゼンス(テレイグジスタンス)など諸概念との関連性にも留意する。
英文のテキストを参照することで、関連分野における英語表記への習熟を目指している。
Course Goals 当該の講義内容について基本概念の理解を深めるとともに、レポート課題への対応を通じて、文書作成に慣熟する。
Schedule and Contents 人工現実感(VR)に関連する諸概念、VRの歴史[1週]
ヒトの知覚システム、VRにおけるプレゼンス、没入感[3週]
VRの入力装置(トラッキングセンサ、操作端、プラットフォーム)[2週]
VRの出力装置(視覚ディスプレイ、聴覚ディスプレイ、ハプティックディスプレイ、モーションプラットフォーム)[6週]
VRにおけるレンダリング(表現手法、レンダリングシステム)[2週]
関連する書籍、文献等の紹介(VR、AR、心理学など)[1週]
※授業の順序は、概ね上記の通りとするが、適宜、変更することもある。
Evaluation Methods and Policy 提出されたレポートによる評価を基本とするが、定期試験を追加する場合もある。
講義内容に関する基本知識を習得し、要点を捉え、平易かつ正確に表現していることなどを評価項目とする。レポート作成時には、与えられた課題に応じて独自の文献調査が行われ、明解な議論の展開に反映されることを期待している。
レポートの出題は複数回となることがある。
6段階の成績評価を行う。
留学生については、英文でのレポート提出を認める。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) レポート課題として具体的に指示する。参考図書の通読、さらに、受講生の専門分野に応じた発展的な文献調査が望ましい。
References, etc. Understanding Virtual Reality (2nd Edition): Interface, Application, and Design, William R. Sherman, Alan B. Craig, (Morgan Kaufman), ISBN:978-0-12-818399-1, 教科書に準じて取り扱う。電子ブックが利用できる。
バーチャルリアリティ学, 舘 暲、佐藤 誠、廣瀬 道孝(監修), (日本バーチャルリアリティ学会), ISBN:978-4-9044-9005-1
ARの教科書, Dieter Schmalstieg, Tobias Höllerer, (マイナビ), ISBN:978-4-8399-6536-5
授業時の配布資料等により、参考図書を追加することがある。
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