社会構想論2
Numbering Code | G-HUM36 5K027 LJ45 | Year/Term | 2022 ・ First semester |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture |
Target Year | Master's students | Target Student | |
Language | Japanese | Day/Period | Tue.4 |
Instructor name | HIROI Yoshinori (Kokoro Research Center Professor) | ||
Outline and Purpose of the Course |
環境・福祉・経済が調和した「持続可能な福祉社会」と呼びうる社会の構想を意識しつつ、以下のような視点の統合を重視しながら幅広く考えていきたい。1)「人間」についての探求と「社会」に関する構想、2)原理的な次元(哲学、思想等)と現実的な次元(公共政策、社会システム、現実社会の動き、実践等)、3)ローカル(地域的)-グローバル(地球的)-ユニバーサル(宇宙的・普遍的)。なお、「文-理」融合的な視点や長い時間軸も重視する。 |
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Course Goals | 現代社会における諸課題あるいは人間という存在について、原理にさかのぼった考察を行いつつ、同時にそれを具体的な政策・社会システムと結びつけ、オリジナルな構想や提言に展開できる能力を養う。 | ||
Schedule and Contents | 「持続可能な福祉社会」というビジョンを意識した社会構想及び関連するテーマに関する講義を中心とし、受講者の報告を組み合わせて実施する。なお、取り上げるテーマの例としては、1)資本主義・ポスト資本主義をめぐる展望、2)成長と脱成長及び人口減少社会、3)コミュニティと地域再生・まちづくり、4)幸福と社会構想、5)科学・技術と人間の未来、6)格差と福祉国家、7)高齢化と医療福祉・社会保障、8)ケアと人間、9)死生観をめぐる課題、10)超長期の歴史把握と現在、など。 | ||
Evaluation Methods and Policy | 毎回の出席・小レポート(70%)と期末レポート(30%)による予定。 | ||
Course Requirements | None | ||
Study outside of Class (preparation and review) | 自らの関心のあるテーマについてのレジュメ等の作成。 | ||
References, etc. |
ポスト資本主義, 広井良典, (岩波書店、2015) 人口減少社会のデザイン, 広井良典, (東洋経済新報社、2019) 無と意識の人類史, 広井良典, (東洋経済新報社、2021) |