ゲノム損傷応答学
Numbering Code | G-HUM36 5L019 LJ66 | Year/Term | 2022 ・ First semester | |
---|---|---|---|---|
Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture | |
Target Year | Master's students | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Wed.2 | |
Instructor name | TAKATA MINORU (Graduate School of Biostudies Professor) | |||
Outline and Purpose of the Course | 細胞の核に収容されているゲノムDNAは、あらゆる生命活動の基盤であり、その正確な維持と継承は生命の本質といえるものである。DNA損傷に応答するメカニズムは、ゲノム維持に必須であり、発がん、放射線障害、遺伝病、幹細胞老化などから我々の健康を守っている。この授業では、ゲノム損傷の応答メカニズムと生物学的医学的意義について考察する。 | |||
Course Goals | 過去の重要論文を読み込むことで、生体のDNA損傷応答メカニズムと、さまざまな研究方法論、生命現象における意義がおおよそ説明できるようになる。また、これらの学習を通じて分子生物学・分子医学の方法論と研究展開のロジックの一端を習得する。 | |||
Schedule and Contents |
1-2回 DNA損傷応答概論(リン酸化、ユビキチン化等) 3-4回 DNA損傷チェックポイント 5-6回 DNA損傷による細胞死 7-8回 DNA修復 9-10回 複製ストレス 11-12回 DNA損傷応答疾患 Fanconi, 家族性腫瘍 13-14回 発がん、老化、幹細胞におけるDNA損傷応答 15回 まとめ 到達度に応じて変更される場合がある。 |
|||
Evaluation Methods and Policy | 出席、授業内での討議への参加状況から判断される到達目標の達成度に基づき、総合的に評価する。なお、評価基準は人間・環境学研究科の評価基準によるものとする。 | |||
Course Requirements | 修士課程入学前に基本的な分子生物学の学習を済ませておくこと。 | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 履修者には各自数回、キー論文の抄読を担当してもらいます。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | プリント、過去の重要論文の配布 | ||
References, etc. | Essential 細胞生物学(原書第3版), 中村桂子・松原謙一, (南江堂), その他の参考書は授業中に紹介する。 |