多言語社会言語教育論2
Numbering Code | G-HUM34 5F028 LJ37 | Year/Term | 2022 ・ First semester | |
---|---|---|---|---|
Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture | |
Target Year | Master's students | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Mon.5 | |
Instructor name | TSUKAHARA NOBUYUKI (Institute for Liberal Arts and Sciences Professor) | |||
Outline and Purpose of the Course |
社会的観点から言語教育について考えるためには、自分の言語的プロフィール(言語学習歴や言語能力、言語意識や言語イデオロギーなど)の確認を通じて、自らの言語認識を相対化する必要がある。この目的のために、本授業では以下のような目標を定め、これに順番に取り組む。 (1)社会言語学のうち、「社会」に重点を置く考え方の基本について確認する。 (2)この考え方を自分の研究構想に引きつけ、研究計画についてプレゼンテーションを行う。 (3)プレゼンテーションの内容に基づき、議論を行う。 |
|||
Course Goals |
・日本列島社会の言語社会学的特徴を理解する。 ・実在するさまざまな多言語社会に関する枠組み的知識を獲得する。 ・多言語社会をさまざまな角度から分析できるようになる。 ・多言語社会の特質と関連づけて、その言語教育のあり方を検討できるようになる。 ・分析や検討にあたり必要となる基礎資料を入手し整理することができるようになる。 ・分析や検討の結果を学術的な日本語文で表現できるようになる。 ・分析や検討の結果に基づいて、口頭による議論を行うことができるようになる。 |
|||
Schedule and Contents |
01回:オリエンテーション 02回:『社会言語学のまなざし』:1. 社会言語学のまなざし(上) 03回:『社会言語学のまなざし』:1. 社会言語学のまなざし(中) 04回:『社会言語学のまなざし』:1. 社会言語学のまなざし(下) 05回:『社会言語学のまなざし』:2. 社会言語学という「枠組み」(上) 06回:『社会言語学のまなざし』:2. 社会言語学という「枠組み」(中) 07回:『社会言語学のまなざし』:2. 社会言語学という「枠組み」(下) 08回:『社会言語学のまなざし』:3. 社会言語学という「知の回路」(上) 09回:『社会言語学のまなざし』:3. 社会言語学という「知の回路」(中) 10回:『社会言語学のまなざし』:3. 社会言語学という「知の回路」(下) 11回:研究プレゼンテーション(1) 12回:研究プレゼンテーション(2) 13回:研究プレゼンテーション(3) 14回:研究プレゼンテーション(4) 15回:研究プレゼンテーション(5) |
|||
Evaluation Methods and Policy |
輪読報告担当:50% 研究プレゼンテーション:50% |
|||
Course Requirements | None | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 教科書だけでなく、関連文献や資料をさがして読み、自分の中にテーマに関する見取り図を構築するように努めること。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | 社会言語学のまなざし, 佐野直子, (三元社), ISBN:978-4-88303-384-3 |