物質物性相関論演習4B
Numbering Code | G-HUM36 5N048 SJ57 | Year/Term | 2022 ・ Second semester |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Seminar |
Target Year | Master's students | Target Student | |
Language | Japanese | Day/Period | Mon.1 |
Instructor name | KINOSHITA TOSHIYA (Graduate School of Human and Environmental Studies Professor) | ||
Outline and Purpose of the Course | 非平衡、非定常下におかれた冷却原子気体のダイナミクスにテーマを絞り、関連するテキストや原著論文の講読を行う。非平衡量子多体系の理解に向けて、冷却原子気体をいかに応用していくか考察する。さらに、量子ウォークに関する新たな実験研究についても模索する。 | ||
Course Goals | 光格子中や低次元系での冷却原子気体の量子輸送現象および非平衡ダイナミクスに焦点をしぼり、これまでの研究進展や最新の現状を把握し、新たな研究展開の方向を定める。また、そのために必要となるアイデアや新しい技術が導出できることを目指す。 | ||
Schedule and Contents | 引力系、低次元系(1、2次元)におけるボース気体の非平衡ダイナミクスに関して、関連する原著論文の講読を行い、実験と理論の両面から理解を深める(計5~6週)。その後、近年進展が著しい量子ウォークに特化し、テキストや原著論文の輪読と議論を通して、実験と理論の両面から理解を深める(計8~9週)。 | ||
Evaluation Methods and Policy | 毎回の出席、発表内容、積極的な参加姿勢など平常点による評価 | ||
Course Requirements | 電磁気学、量子力学、統計物理学などを理解していること。冷却原子気体に関する基礎知識を持っていることが望ましい。 | ||
Study outside of Class (preparation and review) | 演習で扱う原著論文は必ず予習しておくこと。また、学んだことをもとに、さらに自学することを薦める。 | ||
References, etc. |
Bose-Einstein condensation in dilute gases, C. J. Pethick, H. Smith, (Cambridge University Press) Advances in Atomic Physics, C. Cohen-Tannoudji, D. Guery-Odelin, (World Scientific) 他にも必要であれば適宜、紹介する。 |