地球環境物質学(表層)演習1
Numbering Code | G-HUM36 5M068 SJ58 | Year/Term | 2022 ・ First semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Seminar | |
Target Year | Master's students | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Wed.5 | |
Instructor name | ISHIMURA TOYOHO (Graduate School of Human and Environmental Studies Associate Professor) | |||
Outline and Purpose of the Course | 生物源炭酸塩(微化石や魚類耳石など),堆積物,水試料など地球環境を構成する物質を研究対象に,過去から現在の地球表層の環境情報を解読し将来予測につなげる研究手法,さらには生態系や資源保全に関わる応用研究手法についての演習を行う.主に生物源炭酸塩や安定同位体比分析に関連した各回のテーマについて、担当者が発表し討論する形式を原則とする. | |||
Course Goals | 地球表層の環境変動を解析するための安定同位体比分析手法とそのデータの解析・解釈についての理解を深め,今後の学修や研究において活用できるようになる. | |||
Schedule and Contents |
受講者が順番に1回あたり1名ずつ以下のテーマに関する発表を行う. 第1回 環境解析に用いる安定同位体比の概要 第2回 環境解析に用いる安定同位体比とその応用 第3回 生物源炭酸塩の安定同位体分析の概説 第4回 微古生物学への応用と地球史解読 第5回 安定同位体履歴に基づく地球環境の理解 第6回 同位体履歴から各種時間スケールの環境変遷を読み解く手法 第7回 安定同位体比分析を用いた水産資源の保全 第8回 魚類耳石の安定同位体比解析と回遊経路の推定 第9回 大気海洋システムと海洋生物の応答,安定同位体比の挙動 第10回 異分野融合による安定同位体地球化学の新たな展開について考える 第11回 分析技術の高度化と環境解析への応用 第12回 同位体分析法の特性と実際の開発についての具体例 第13回 その他の地球化学的分析技術の理解 第14回 その他の地球化学的分析技術の融合による環境解析 第15回 地球環境解析と現代社会について |
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Evaluation Methods and Policy | 授業への取り組み状況により、総合的に判断する | |||
Course Requirements | この演習は「微古生物学・安定同位体地球化学」を主な専門分野とする人に対する演習であるが,専門にとらわれない枠組みで進める.専門外の人が受講したい場合は,必ず履修登録前に担当教員に相談すること.論文または研究内容の紹介を定期的に行うこと. | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 上記の論文紹介及び研究発表を行うために、各自で半期の学習・研究スケジュールを立てて行う.発表担当者は、発表準備を十分にしておくこと.関連する参考文献は適宜紹介する. | |||
Textbooks | Textbooks/References | 適宜紹介する | ||
References, etc. | 適宜紹介する |