生物多様性科学2
Numbering Code | G-HUM36 5M003 LJ69 | Year/Term | 2022 ・ First semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture | |
Target Year | Master's students | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Wed.2 | |
Instructor name | SETOGUCHI HIROAKI (Graduate School of Global Environmental Studies Professor) | |||
Outline and Purpose of the Course | 生物(主に植物)の多様性について,①多様性形成のメカニズム,②多様性の維持,③人間社会との関わりの中における多様性の消失,④多様性の保護施策 の観点から学び,自らも調査や学習をして考察を行い、グループミーティングを行って思考を涵養します。 | |||
Course Goals | この授業では、とくに生育環境の無機的な要因(気候変動や地形(地理的な障壁)、生育地のわずかな環境の差)によって生物の多様性が形成され、維持されていること、ならびに人間の活動や環境変動、外来種の移入などの今日的な要因によって、生物多様性が損なわれるリスクについて理解することを目標とします。 | |||
Schedule and Contents |
この「2」の講義では,主に植物を対象として,日本列島における植物の多様性について考えます。 担当教員の講義とともに,履修者で分担して,発表も行ってもらいます。 ①多様性形成のメカニズム 日本列島の植物多様性が,どのような時期に形成されたのかという点について,系統学や系統地理学をベースにした知見に基づいて考えてみます。 ②多様性の維持 上記のプロセスで形成された多様性が,どのようにして維持されてきたかについて,とくに生育環境との関連から考えてみます。 ③人間社会との関わりの中における多様性の消失 気候の変化や,土地の改変,人間の生活様式の変化など伴って,植物の多様性が失われつつあります。この現状について,京都や琵琶湖,南西諸島などを事例にして考えます。 ④多様性の保護施策 具体例に基づいて,履修者とともに考察をします。 |
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Evaluation Methods and Policy | 出席と発表内容 | |||
Course Requirements | None | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 課題を出しますので、自己学習によって自発的な調査をしてもらいます。また、その内容を皆の前で発表、グループディスカッションすることによって、皆の意見を自らの思考にフィードバックして貰います。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | なし | ||
References, etc. | 講義の中で紹介する |