東アジア文化論演習6B

Numbering Code G-HUM35 5J095 SJ36 Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type Seminar
Target Year Master's students Target Student
Language Japanese Day/Period Wed.5
Instructor name SUDA CHISATO (Graduate School of Human and Environmental Studies Professor)
Outline and Purpose of the Course  安部公房は熱烈なファンを持つ作家である。この授業ではその短編集を取り上げ、皆で分担して読み、作品内容の理解・注釈・先行論文の読解による新たな作品像の構築を目指す。意見交換することによって、お互いの知見を高めていきたい。
Course Goals  自分の担当作品に関して内容の把握が出来、従来の評価や論点を知った上で、自分独自の考えを論理的に述べられるようになること。他の受講生の多様な意見を受け入れ、適宜意見交換をしながらさらに自分の論点を深められること。クラス全体で、重層的に考えを発展していけること。 
Schedule and Contents 第1回 ガイダンスと安部公房の概説、授業の進め方の説明。受講者各自で教科書から好きな作品を選び、順番を決めて発表していく。発表に際しては、作品のあらすじ、語句の注釈を行った上で、自分独自の論点を文章にまとめ、レジュメとして配布し、30分間で発表する。残りの60分間は、他の受講生との質疑応答や意見交換に費やされる。
第2回 R62号の発明(以下、取り上げる作品によって順番が前後する)
第3回 パニック
第4回 犬
第5回 変形の記録
第6回 死んだ娘が歌った
第7回 盲腸
第8回 棒
第9回 人肉食用反対陳情団と三人の紳士たち
第10回 鍵
第11回 耳の値段
第12回 鏡と呼子
第13回 鉛の卵
第14回 詩人の生涯
第15回 フィードバック
Evaluation Methods and Policy 発表5割、出席を含めた授業への参加態度5割
Course Requirements 前期の東アジア文化論演習6Aの履修を推奨する。
Study outside of Class (preparation and review) 事前に次回の発表作品を読んでおき、自分で関心ある点は独自に考えをまとめておく。また、気に掛かる点や分からない点はどこか、事前にチェックしておくこと。
Textbooks Textbooks/References R62号の発明 鉛の卵, 安部公房, (新潮文庫), ISBN:978-4-10-112109-3
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