東アジア文化論演習5B
Numbering Code | Year/Term | 2022 ・ Second semester | ||
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Number of Credits | 2 | Course Type | Seminar | |
Target Year | Master's students | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Wed.5 | |
Instructor name | FUKUTANI AKIRA (Graduate School of Human and Environmental Studies Associate Professor) | |||
Outline and Purpose of the Course |
〔劉師培『中國民約精義』を読む〕 劉師培(1884-1919)は中国の清末民初期に活躍した思想家である。『中国民約精義』とは中国の伝統的な典籍から、フランスのルソー(1712-1778)の社会契約説に近似する思想を収集して、劉氏がコメントを付した著作である。本著作の精読を通じて、民国期の思想家が西洋の近代思想と東洋の伝統思想の接点をどのように見出したのかを考察したい。 |
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Course Goals |
中国の古典資料を正確に読解する力を養う。 引用文だけでなく原資料を確認する習慣を身に着ける。 西洋の近代思想と東洋の伝統的な思想とを共通の地平で取り上げる視点を習得する。 |
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Schedule and Contents |
授業は基本的に担当を決め、該当部分の現代語訳と語注を作成して発表してもらい、全員で訳注を検討するかたちで進める。テクストは講義で紹介・配布する。 進度によって変更の可能性あり。 第一回 許行 第二回 韓詩外伝 第三回 董仲舒 第四回 司馬遷 第五回 劉向 第六回 班固 第七回 王府 第八回 杜預 第九回 張實 第十回 柳宗元 第十一回 陸淳 第十二回 張載 第十三回 蘇洵 第十四回 蘇軾 第十五回 蘇轍 |
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Evaluation Methods and Policy | 平常点(授業における発表、訳注作り) | |||
Course Requirements | None | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 前期の授業から継続して受講することが望ましい。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | プリント配付。 |