中国社会論2A

Numbering Code G-HUM35 5J072 LJ38 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year Master's students Target Student
Language Japanese Day/Period Thu.5
Instructor name FUKUTANI AKIRA (Graduate School of Human and Environmental Studies Associate Professor)
Outline and Purpose of the Course 「『論語』解釈と社会」
孔子の言行録であり、東アジア世界が共有する知的遺産である『論語』はなぜ時代を越え、地域を越えて読み継がれてきたのか。『論語』には普遍的な精神がある、という面があるが、同時に、時代に合うものとして、地域に合うものとして注釈者が「解釈」してきたという面も存在するのである。本講義では、そうした関心のもと、漢代や宋代、中国や日本をめぐる『論語』の解釈と社会との関わりの歴史を考察する。
Course Goals 古典に対する多様な解釈の可能性を楽しむ感性を磨く。主体的に古典を読み、人生の糧とする、己の指針を立てるという視点を身に着ける。
Schedule and Contents 基本的に以下のように進めるが、講義の進度や、参加者の興味・関心に伴い、変更の可能性もある。
第一回 ガイダンス
第二回 孔子と『論語』
第三回・第四回 『論語』の人倫思想概説
第五回 『論語』注釈の系統
第六回・第七回 身分秩序観に関する解釈の変化
第八回・第九回 経世観・出処進退に関する解釈の変化
第十回・第十一回 学問観・義利思想に関する解釈の変化
第十二回~第十四回 日本の『論語』注釈
第十五回 フィードバック
Evaluation Methods and Policy 平常点50%、レポート50%。
Course Requirements 訓読を多く取り上げるので、そのつもりで受講してほしい。
Study outside of Class (preparation and review) 授業中に指示する。
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