文化遺産学演習5A
Numbering Code | G-HUM35 5I077 SJ38 | Year/Term | 2022 ・ First semester |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Seminar |
Target Year | Master's students | Target Student | |
Language | Japanese | Day/Period | |
Instructor name | KOUZUMA YOUSEI (Graduate School of Human and Environmental Studies Professor) | ||
Outline and Purpose of the Course | 文化財の保存修理に際しては、文化財の材質と劣化状態を把握するための診断調査がおこなわれる。この演習では、文化財の診断調査技術のうち、観察的手法に関する応用事例などの既往の研究および調査事例をとりまとめ、報告をおこない、文化財の観察的手法による診断技術の原理と方法を理解し、習得することを目的にする。 | ||
Course Goals |
・文化財の保存修理における観察的手法による材料調査の重要性を理解する。 ・文化財の観察的手法による材料調査の具体的な事例から、調査法の原理および方法に関する知識を習得する。 |
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Schedule and Contents |
第1回 演習の進め方および文化財の材料調査の原則(講義) 第2回 肉眼観察 第3回 顕微鏡観察(1)実体顕微鏡 第4回 顕微鏡観察(2)生物顕微鏡 第5回 顕微鏡観察(3)金属顕微鏡 第6回 顕微鏡観察(4)偏光顕微鏡 第7回 顕微鏡観察(5)電子顕微鏡 第8回 X線ラジオグラフィ(1)透過撮影試験 第9回 X線ラジオグラフィ(2)コンピューテッドトモグラフィ 第10回 赤外線による観察 第11回 紫外線による観察 第12回 超音波による観察 第13回 テラヘルツ分光イメージング 第14回 サーモグラフィ 第15回 ファイバースコープ |
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Evaluation Methods and Policy | 毎回のレポート提出による。 | ||
Course Requirements |
演習で機器を使用するため、奈良文化財研究所にて実施する。 文化財を取り扱った経験を有していることが望ましい。 |
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Study outside of Class (preparation and review) | あらかじめ与えられた課題をレポートにする。 |