地域文明論演習1
Numbering Code | G-HUM35 5H030 SJ38 | Year/Term | 2022 ・ First semester | |
---|---|---|---|---|
Number of Credits | 2 | Course Type | Seminar | |
Target Year | Master's students | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Thu.2 | |
Instructor name | OTA IZURU (Graduate School of Human and Environmental Studies Professor) | |||
Outline and Purpose of the Course | 中国・台湾・ベトナム・フィリピンなどの諸国のほか、日本やアメリカをも巻き込みながら複雑化の様相を呈している南シナ海の「海洋問題」に関わる研究書を輪読する。受講生は必ず予習し、担当者はレジュメを作成して参加すること。この授業を通じて、東アジア・東南アジアの海洋問題に関する総合的な知識を養い、先行研究や文献史料の読解力を身につけるとともに、それらのなかから何を読み取り、どのような問題を汲み取っていくのかといった実証的な分析力をも養うことを目的としている。 | |||
Course Goals | 東アジア・東南アジアの海洋問題に関する先行研究や文献史料の読解力を養う。海洋問題に関する総合的な知識、分析能力を身につける。 | |||
Schedule and Contents |
テキストは、特に限定せず、東アジア・東南アジアの海洋問題に関する論文や文献史料を受講者全員で輪読する。偶数回は論文、奇数回は文献史料を一つ一つの語句や表現にこだわりながら読み込み、解釈力を鍛錬すると同時に、なるべく多くの文章を読むことで海洋問題を考える思考力を養う。 第1回:ガイダンス 第2回以降の偶数回:佐々木貴文『東シナ海』(角川新書、2021年)、梁啓超「論中国二大患」など、日本語・中国語の論文を読む。 第3回以降の奇数回:国連海洋法会議に関わる史料を読解・分析する。 第15回:まとめ |
|||
Evaluation Methods and Policy | 平常点評価:出席状況(40点)、毎回の予習(30点)、授業中の討論時における発言(30点)など。詳細は初回授業にて説明します。 | |||
Course Requirements | 中国語論文を読むので、初級レベルの中国語を履修している、あるいはそれに類する能力を有していること。 | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 毎週、授業には必ず予習・復習をしてのぞむこと。予習していない場合には欠席と見なすので注意して欲しい。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | 授業中に適宜史料を配布する。 | ||
References, etc. | 東シナ海:漁民たちの国境紛争, 佐々木貴文, (角川新書、2021年), ISBN:978-4-04-082373-7, 受講生全員で輪読するので、購入をお願いしたい。 |