外国語教育論演習2
Numbering Code | G-HUM34 5F013 SJ37 | Year/Term | 2022 ・ First semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Seminar | |
Target Year | Master's students | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Wed.1 | |
Instructor name | NAKAMORI TAKAYUKI (Graduate School of Human and Environmental Studies Associate Professor) | |||
Outline and Purpose of the Course |
「英語学習のつまずき」 英語学習者が直面する諸課題・困難性(つまずき)について,言語習得理論の知見に基づいて概観します。母語としての英語習得,第二言語としての英語獲得,外国語としての英語学習に焦点を当てます。教育学的可能性を探りつつ,基本的な知識とともに,幅広い視座と深い見識を身に付けることを目的とします。 |
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Course Goals | 英語学習者のつまずきの原因を理論的に解明し,その上で学術的な根拠を持つ授業実践にどのように生かしていくのかについて,多角的に検討していきます。この授業では,英語の言語知識(音声・文字とつづり・語彙・構造・運用)の学習と指導について系統的に考察し,日本人英語学習者の特徴を理解することを目標とします。 | |||
Schedule and Contents |
1.授業の概要と導入: 英語教育学のスタンス(第1章) 2,音声の学習と指導 (第2章) 3.文字・つづりの学習と指導 (第3章) 4.語彙の学習と指導 (第4章) 5.構造の学習と指導 (第5章) 6.語用論的側面(コミュニケーション)の学習と指導 (第6章) 7.外国語処理能力の獲得と指導 (第6章) 8.言語知識の学習と指導:学校教育課程への示唆 (第7章) *内容に応じて複数回の授業時間を当てます。 |
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Evaluation Methods and Policy | 学期中に数回実施する論述試験の成績により,以下の評価基準で判定します。評価は,知識の定着度と論証能力(説得性・論理性・明解性)に基づきます。試験を受けられなかった場合は,必ず代替課題を提出してください。提出がない場合は0点として合計点を算出します。 | |||
Course Requirements | None | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 教科書の熟読。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | 学びのための英語学習理論-つまずきの克服と指導への提案, 中森誉之, (ひつじ書房) | ||
References, etc. |
技能を統合した英語学習のすすめ-小学校・中学校・高等学校での工夫と留意, 中森誉之, (ひつじ書房), 奇数年度で使用しています。 外国語はどこに記憶されるのかー学びのための言語学応用論, 中森誉之, (開拓社 言語・文化選書37), ISBN:978-4758925372 外国語音声の認知メカニズムー聴覚・視覚・触覚からの信号, 中森誉之, (開拓社 言語・文化選書59), ISBN:978-4758925594 Chunking and Instruction: The Place of Sounds, Lexis, and Grammar in English Language Teaching, Takayuki Nakamori, (ひつじ書房), ISBN:978-4894764040, 今年度の後期大学院で使用します。 |