認知神経科学
Numbering Code | G-HUM34 5C033 LJ30 | Year/Term | 2022 ・ First semester |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture |
Target Year | Master's students | Target Student | |
Language | Japanese | Day/Period | Mon.4 |
Instructor name | TSUKIURA TAKASHI (Graduate School of Human and Environmental Studies Professor) | ||
Outline and Purpose of the Course | 認知神経科学の方法論として,近年はfMRI等による脳機能イメージング法が盛んになってきている.本授業では,認知神経科学の中でも特にヒトの記憶機能とその周辺領域の脳内メカニズムの解明に関する最新の脳機能イメージング研究の論文をテーマごとに取り上げ,その方法論の理解と体系的な最新の知識について学ぶことを目指す. | ||
Course Goals |
・ヒト記憶の基盤となる脳内機構を理解し,記憶と脳の関係の体系的な知識の獲得をめざす. ・最新の脳機能イメージング研究を取り上げることで,最新の研究技術についての理解を深める. ・学生によるプレゼンテーションを行うことで,内容を分かりやすく聴衆に説明する技術の習得を目指すとともに,インタラクティブな議論を通して論文を批判的に読む力を養う. |
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Schedule and Contents |
ヒトの記憶に関する研究について複数のテーマを取り上げ,受講生による論文紹介を行いながら担当教員がその内容を補足することで,ヒト記憶に関連する脳内基盤の全容を理解するようなインタラクティブな授業を想定している.発表する論文のリストは担当教員が予め用意する.概ね予定は以下の通りである(予定を変更する場合もある). 1.イントロダクション 2.記憶における連合過程と文脈の記憶① 3.記憶における連合過程と文脈の記憶② 4.情動と記憶① 5.情動と記憶② 6.報酬と記憶① 7.報酬と記憶② 8.加齢と記憶① 9.加齢と記憶② 10.社会的認知と記憶① 11.社会的認知と記憶② 12.自伝的記憶① 13.自伝的記憶② 14.記憶の固定化 15.フィードバック |
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Evaluation Methods and Policy | 平常点(50%)と発表内容(40%)について評価する.また,自身の発表以外にもできるだけ出席し,積極的に議論に参加していることもあわせて評価する(10%). | ||
Course Requirements | 認知科学分野に所属する大学院学生を中心とする.その他の希望者については履修希望の理由を聞いたうえで履修を認める場合がある. | ||
Study outside of Class (preparation and review) | 論文は事前にKULASISにアップロードしておくので,自分の発表以外の論文であっても,事前に目を通して予習しておくことを希望する. |