認知科学演習3

Numbering Code G-HUM34 5C025 SJ46 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type Seminar
Target Year Master's students Target Student
Language Japanese Day/Period Mon.4
Instructor name SAIKI JYUN (Graduate School of Human and Environmental Studies Professor)
Outline and Purpose of the Course 認知科学分野の大学院生を対象にした研究方法を学ぶための演習である。具体的には、大学院生各自の研究テーマに関する関連する研究論文の紹介、研究計画、実験のアイディアの検討、研究の進捗状況の検討などを行なう。自身の研究に関する発表とディスカッション、また他の大学院生の研究に関するディスカッションに積極的に関与することを通して、具体的な研究の企画、立案、解析、評価の仕方を学び、自身の研究に役立てることを目指す。
Course Goals 研究計画の、企画、立案、解析、評価を自分の力で行う力を付けるとともに、他人の研究を批判的、かつ建設的に評価する力を身に付ける。
Schedule and Contents 毎週、一人ずつ、参加者が自身の研究についての発表を行い、全員でディスカッションを行なう。担当教員を指導教員とする博士後期課程の学生、学部3,4回生が発表を行なうこともある。具体的な発表や議論の内容は各学生の研究の進捗状況によって変わってくるが、概ね以下のようなものが想定される。

M1
 学部時代に行なっていた研究テーマを継続する場合には、卒論で行なった研究の結果の評価、及び今後の研究の方向性についてのアイディアを検討する。新しい研究テーマに取り組む場合には、自身の研究テーマを掘り下げていく上で重要な先行研究を取り上げ、それを発表し、どのような方向に発展させたいかを発表してもらう。研究室の院生、他研究室の院生からのコメントやサジェスチョンを受けることにより、修士論文の研究の基盤を形成することを目指す。

M2
 主として、修士論文の研究の進捗状況の発表となる。すでに、実験データがある場合には、実験結果を発表し、それを検討する。データがまだ得られていない場合は、最終的な実験計画を発表し、計画の妥当性を確認し、今後必要な作業や検討すべき問題などを議論する。前期の発表を通して修士論文への道筋を確認し、修正が必要な場合はこの時期に研究の再検討を行なう。

15回の授業は概ね以下のように進めていく。

第1回ー第6回 研究員,博士後期課程院生の発表。研究スキルの高い人々の発表から研究の進め方,ロジックの立て方などを学ぶ。

第7回ー第10回 修士課程院生の発表。自身,及び同世代の学生の研究を理解し,互いに建設的な議論を進める。

第11回ー第15回 学部生の発表。初期段階の研究アイディアの発表に対して適切なアドバイスを行うスキルを身に付ける。
Evaluation Methods and Policy 平常点と研究発表。コメント用紙の提出による出席点を50%、自身の研究発表を50%として評価する。
Course Requirements 基本的には、認知科学分野に所属する学生。その他の希望者については履修希望の理由を聞いたうえで履修を認める場合がある。
Study outside of Class (preparation and review) 自身の研究を発表するために研究を常に進めておくことが必須。
Textbooks Textbooks/References 教科書は用いない。
References, etc. 特になし。
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