芸術生成論2B

Numbering Code G-HUM34 5B037 LJ35 Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year Master's students Target Student
Language Japanese Day/Period Mon.2
Instructor name SUGIYAMA HIROAKI (Part-time Lecturer)
Outline and Purpose of the Course 芸術と祝祭の相関について講義する。中世ヨーロッパ最大の祝祭であったフィレンツェ聖史劇を取り上げ、制作記録と見物記録を確認しつつ、上演を再構成する。その演出を確認したうえで、同時代の図像とのあいだで交差した眼差しを、マイケル・バクサンドールの「時代の眼」を参照しつつ検討する。
Course Goals 以下の3点をみずからの言葉で説明できるようになること。

1. 生が芸術を抑圧する条件
2. 芸術が生を更新する条件
3. 時空を組織化する経験の諸相
Schedule and Contents #01: 授業概要とルネサンスの解説
#02: 系譜学と「認識方法」の解説
#03: 系譜学と「時代の眼」の解説
#04: 演劇史上の聖史劇の解説
#05: 社会史上の聖史劇の解説
#06: 宗教行列と聖史劇の解説
#07: 同時並列舞台と聖史劇の解説
#08: 正統性と聖史劇の解説
#09: 黒色火薬と聖史劇の解説
#10: 昇降装置と聖史劇の解説
#11: 舞台衣装と聖史劇の解説
#12: 性愛と聖史劇の解説
#13: 処刑と聖史劇の解説
#14: 共同体と聖史劇の解説
#15: 授業総括と祝祭の解説
Evaluation Methods and Policy 各回、学生が提出する質問内容を評価対象とする。プロセスは以下のとおり。

1. 各回授業後の制限時間内にPandA経由で質問を入力する。
2. 次回授業時に質問への評価とコメントがペーパーで配布される。
Course Requirements 通年履修が望ましい。
Study outside of Class (preparation and review) 1. レジュメ記載の図像作品について、あらかじめ簡単に調べて確認しておくことが望ましい。
2. テクストについてはそれぞれの関心に応じて、発展学修に活かしてもらいたい。
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