芸術生成論2A

Numbering Code G-HUM34 5B036 LJ35 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year Master's students Target Student
Language Japanese Day/Period Mon.2
Instructor name SUGIYAMA HIROAKI (Part-time Lecturer)
Outline and Purpose of the Course 美術史と美術批評の方法論を講義する。各回、美術史家と美術批評家からひとり取り上げ、代表的なテクストと具体的な作品分析を確認する。さらに、各方法を別個の「ツール」として整理すると同時に、それぞれの「ツール」間に通時的な連関がある点を検討する。
Course Goals 以下の3点をみずからの言葉で説明できるようになること。

1. 美術史学と精神主義の関係
2. 美術批評と形式主義の関係
3. 美術史学と美術批評におけるイデオロギー
Schedule and Contents #01 はじめに: 授業概要と方法論にかんする説明
#02 伝記: ジョルジョ・ヴァザーリの方法の確認と検討
#03 考古学: ヨハン・ヴィンケルマンの方法の確認と検討
#04 解剖学: ジョヴァンニ・モレッリの方法の確認と検討
#05 様式論: アロイス・リーグルの方法の確認と検討
#06 美術史: ハインリヒ・ヴェルフリンの方法の確認と検討
#07 図像学: エミール・マールの方法の確認と検討
#08 図像解釈学: エルヴィン・パノフスキーの方法の確認と検討
#09 知覚心理学: エルンスト・ゴンブリッチの方法の確認と検討
#10 フォーマリズム: クレメント・グリーンバーグの方法の確認と検討
#11 フォーマリズム: マイケル・フリードの方法の確認と検討
#12 脱構築: ロザリンド・クラウスの方法の確認と検討
#13 ジェンダー: グリゼルダ・ポロックの方法の確認と検討
#14 精神分析: ジョルジュ・ディディ=ユベルマンの方法の確認と検討
#15 おわりに: 方法論の可能性と限界にかんする検討
Evaluation Methods and Policy 各回、学生が提出する質問内容を評価対象とする。プロセスは以下のとおり。

1. 各回授業後の制限時間内にPandA経由で質問を入力する。
2. 次回授業時に質問への評価とコメントがペーパーで配布される。
Course Requirements 通年履修が望ましい。
Study outside of Class (preparation and review) 1. レジュメ記載の図像作品について、あらかじめ簡単に調べて確認しておくことが望ましい。
2. テクストについてはそれぞれの関心に応じて、発展学修に活かしてもらいたい。
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