芸術生成論1A

Numbering Code G-HUM34 5B034 LJ35 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year Master's students Target Student
Language Japanese Day/Period Mon.3
Instructor name TAKEDA HIRONARI (Graduate School of Human and Environmental Studies Associate Professor)
Outline and Purpose of the Course 芸術の存在あるいは生成という主題をめぐって、とりわけ現代美術や現代思想におけるアクチュアルな議論を参照しつつ探究する。
Course Goals 各自の研究テーマとのかかわりの中で、広義の芸術あるいは創造行為が果たす役割について知見・洞察を深めること。
Schedule and Contents 1.現代の芸術あるいは美学にかかわる問題を象徴的に表している議論や事例を取り上げ、論述する。
2.受講者が各自の研究テーマとの関連においてこれを引き受け、考察を行う。
3.それぞれの考察に対して、上の議論とのかかわりから、あるいはより広い美学・芸術学の見地からコメント・論評を行う。
4.講義で扱われたテーマで論文を書くとすればどのような形が可能であるか、各自の研究の進展状況を踏まえつつ指導する。

なお、授業では以下のような項目を取り扱うことを予定している(各2、3回相当)。リレーショナル・アートとは何か、ニコラ・ブリオーと「関係性の美学」、芸術と社会批判、源流としての60年代、リレーショナル・アートの系譜、「関係性の美学」批判。ただし、各項目の講義の順序は固定的なものではなく、担当者の講義方針と受講者の背景や理解の状況に応じて、講義担当者が適切に決める。具体的な講義の進め方については適宜指示を行う。15週目はフィードバックとする。
Evaluation Methods and Policy 平常点。平常点には、出席状況、授業内での報告および議論の内容を含む。なお、評価基準は、到達目標について、人間・環境学研究科の評価基準に従って評価する。
Course Requirements 後期(芸術生成論1B)の連続的な履修が望ましい。
Study outside of Class (preparation and review) 授業内で紹介した文献を読んでくること。また、授業後はノートや配布物を読み直して論点整理を行うこと。
Textbooks Textbooks/References 適宜、資料を配布する。
References, etc. Relational Aesthetics, Nicolas Bourriaud, (Les Presse Du Reel, 2002)
ラディカント:グローバリゼーションの美学に向けて, ニコラ・ブリオー, (フィルムアート社、2022)
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