Introduction to public policy analysis
Numbering Code | P-GOV23 63140 SJ45 | Year/Term | 2022 ・ Second semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Seminar | |
Target Year | 1st & 2nd year students | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Wed.1 | |
Instructor name | MASAKI KONDO (School of Government Professor) | |||
Outline and Purpose of the Course |
本講義では、定性的研究の方法論に関する基本的文献を取り上げ、その方法論上の特徴について解説します。『原因を推論する』、『ポリティクス・イン・タイム』、『社会科学のケース・スタディ』の順に、毎回1~2章について実際の研究例を取り上げながら説明します。少数事例研究、単一事例研究、長期過程分析、過程追跡、類型理論等のリサーチデザインや因果推論の方法について学びを深めます。また、補論として、アイディア・言説の政治について実際の研究例を取り上げながら解説します。 本講義での学びを通じて、受講者自らが定性的研究を行うための基礎的素養を獲得することを目指します。 |
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Course Goals |
定性的分析の方法論の基礎を理解する。 定性的分析の特徴、その強みと弱みを理解する。 受講者自ら定性的研究を行う能力を獲得する。 |
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Schedule and Contents |
基本的に以下の計画にそって講義を進めます。 1.イントロダクション 2.『原因を推論する』 2-1.説明という試み、説明の枠組み 2-2.科学の条件としての反証可能性 2-3.観察・説明・理論 2-4.比較事例研究 2-5.単一事例研究 3.『ポリティクス・イン・タイム』 3-1.政治を時間の中に置く、正のフィードバックと経路依存 3-2.タイミングと配列 3-3.長期的過程 3-4.制度設計の限界 4.『社会科学のケース・スタディ』 4-1.事例研究の段階 4-2.統制比較、整合性手法、過程追跡 4-3.類型理論と事例研究 5.補論 5-1.アイディア・言説の政治 6.フィードバック |
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Evaluation Methods and Policy | 期末レポートによる。課題は講義期間中に示す。 | |||
Course Requirements | None | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 講義で用いる文献を読んでおくこと。講義中に研究の実例を示すので、それにも目を通しておいてほしい。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | 適宜、参考文献を示す。 | ||
References, etc. |
原因を推論する, 久米郁男, (有斐閣), ISBN:4641149070 ポリティクス・イン・タイム, ポール・ピアソン, (勁草書房), ISBN:4326301872 社会科学のケース・スタディ, アレキサンダー・ジョージほか, (勁草書房), ISBN:4326302143 |