Seminar on educational psychology and quantitative research B

Numbering Code G-EDU46 57245 SJ46 Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits Course Type topics seminar
Target Year Master's students Target Student
Language Japanese Day/Period Tue.2
Instructor name TAKAHASHI YUUSUKE (Institute for Liberal Arts and Sciences Associate Professor)
Outline and Purpose of the Course 広い意味合いにおいて,教育に関わる心理学的な研究,中でもとりわけ量的な研究法を志向してそれらを遂行しようとする大学院生を対象とし,修士課程の大学院生には修士論文作成に向けて,博士後期課程の大学院生には博士論文またはその基礎となる論文作成に向けて,背景となる研究論文の批判的検討,調査・観察・実験などの具体的な研究計画,統計分析,実際の論文執筆などに関わる実践的な指導や演習を行う。
Course Goals 本演習の到達目標は,量的研究を志向する教育心理学者として必要とされる研究リテラシーを十分な水準まで修得することである。より具体的には,自分自身の研究の問題と目的に照らし,それらを効果的に示すことが可能な調査・観察・実験研究を計画するための能力,実際にデータを取得し,分析し,適切に解釈することを基盤として,そこから得られた成果を国際誌の原著論文として投稿し,受理されるための能力,そして定期的な口頭発表と討議を通じて,一連の研究成果を学位論文としてまとめるために必要な知識や基礎研究を教育への応用に接続するための複合的な視座がそれぞれバランスよく涵養されることである。
Schedule and Contents 第1週にイントロダクションを行い,受講者と相談のうえ,進行のスケジュールを決定する。第2週以降は,毎回,大学院生・研究員が研究発表(研究計画や結果・成果の報告)または論文紹介(原則として,英語原著論文もしくは総説論文)を行い,全員で討論する。受講者全員からの活発な討議が求められる。第15週は,受講生への個別のフィードバックを行う。発表に際しては,事前に発表要旨をメーリングリストで配布し,発表では引用文献等も明記した資料を配布するとともに,口頭でのプレゼンテーションを求める。
Evaluation Methods and Policy 【評価方法】
授業中に行う発表及び討論への積極的な参加(50%),ならびにその前後において必要となる実験・観察・調査の実施や分析結果の解釈や考察,論文の執筆の過程(50%)を評価する。

【評価方針】
到達目標について,教育学研究科の成績評価の方針に従って評価する。
Course Requirements 教育心理学・認知心理学・発達心理学などの心理学諸分野で必要とされる基本的な概念や方法論に関する知識および基礎的な統計学の知識を有すること。
Study outside of Class (preparation and review) 発表者は,メーリングリストを通じて事前に発表内容を受講者全員に周知すること。受講者は,それに目を通し,疑問点等について事前に明らかにしておくこと。発表者は,授業中の討議を踏まえて,研究計画を能動的に遂行してほしい。また,受講者は,受動的になることなく,ほかの発表者の内容や討議を自らの研究にも生かすことが出来るように批判的に検討しながら自らの研究を遂行してほしい。授業外においては,常に,関連論文を閲読したり,調査・観察・実験を遂行したり,取得されたデータを統計的に分析したり,それらの結果を解釈して論文の執筆を行ったりしていることが重要である。
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