Practice in Cultural Policy

Numbering Code G-EDU52 57517 SJ42
G-EDU52 57517 SJ38
G-EDU52 57517 SJ22
Year/Term 2022 ・ Year-round
Number of Credits Course Type topics seminar
Target Year Master's students Target Student
Language Japanese Day/Period Wed.5
Instructor name SANO MAYUKO (Graduate School of Education Professor)
Outline and Purpose of the Course  広義の文化政策学を志す学生を対象とした演習である。幕末~明治期における文化をめぐる葛藤や、その取り扱いに関する基本文献を読み進め、討論を重ねることを通じて、文化の視点から見た近代日本社会の成り立ちや、今日の文化政策が抱える問題点の源流について考察を深める。
 同時に、文献講読とディスカッションを重ねる中から、各自の関心に従い、歴史的・実践的な観点を合わせ持った研究構想を育てることを目標とする。授業で得た知見をもとに、それぞれの論題を立て、資料を収集して考察を深め、前・後期末に向けてゼミ論文をまとめていく。
 なお、学生それぞれの研究段階に応じ、上記の過程に修士論文指導を組み込む。 
Course Goals ・専門的な資料の内容を的確にまとめて報告し、学術的な議論に供することができる。
・歴史的な研究手法と実践的な観点を併せ持った、幅広い文化政策学研究の視座を獲得し、深化させる。
・専門分野における自身の問題意識を深め、独創的な着眼による研究構想を説得力をもって提示することができる。
・各受講者の研究段階に応じ、修士論文の完成に向けた計画を的確に進行させる。
Schedule and Contents 進行予定は概ね以下のとおり(ただし、受講人数等の条件によって再考する)。

〈前期〉
第1回 イントロダクション: 今期取り上げる基本文献とその背景、また次週以降の進行方法を説明する。

第2~8回 基本文献を読み込む。各自の分担範囲について順次報告し、ディスカッションを通じて理解を深める。

第9~13回 基本文献の理解をもとに、さまざまな関連文献に視野を広げながら各自の研究構想を 立案する。準備の進捗を報告し、ディスカッションを重ねながら構想を発展させ、論文執筆に向かう。

第14~15回 総合討論

〈後期〉
第16回 前期末論文への講評とディスカッション

第17~28回 概ね前期第2~13回のプロセスを繰り返すことで、さらに資料を読み進め、議論を深めながら、後期末論文の執筆に向かう。

第29~30回 総合討論と1年間のフィードバック
Evaluation Methods and Policy 評価方法:
ディスカッションへの貢献および担当部分の報告(50%)、各期末論文(50%)によって、総合的に評価する。


評価方針: 
到達目標について、教育学研究科の成績評価の方針に従って評価する。
Course Requirements ・本学教育学部開講科目「文化政策学概論」を履修済みであるか、今年度前期に並行して聴講すること。

・当ゼミで修士論文を執筆する学生を対象とするが、それ以外の学生についても、同等の熱意をもって参加する場合には受講を認める(あらかじめ相談すること)。


Study outside of Class (preparation and review)  教科書の各回授業で使用する箇所や、その他の資料は、報告分担が当たっていない者も全員が熟読してから出席すること。また、分担部分について報告する際は、レジュメを準備して全員にコピーを配布すること。

 学外で実施されるさまざまな文化事業などに積極的に参加し、研究と社会における実践を結びつける姿勢を推奨する。
Textbooks Textbooks/References 特命全権大使米欧回覧実記 1 - 5, 久米邦武編、田中彰校注, (岩波書店、1985年), ISBN:4000087150, 4000087169, 4000087193 4000087177, 4000087185,   各自で入手すること。(大学図書館所蔵の電子ブック版を利用しても差し支えない。その場合、授業中に閲覧できるよう、教室に持参可能な端末を自身で準備すること。)
上記以外の文献を追加して使用する際には、授業の進行に応じて説明する(各自での購入が必要となる場合もある)。
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