Advanced Seminar on Psychological Assessment

Numbering Code G-EDU47 58537 SJ46 Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits Course Type topics seminar
Target Year Master's students Target Student
Language Japanese Day/Period Tue.1
Instructor name TAKAI NAOMI (Part-time Lecturer)
TAKAHASHI YASUE (Graduate School of Education Professor)
Outline and Purpose of the Course 子どもを対象とした発達検査および知能検査は、どのような歴史を経て、何を目的として開発されてきたかについて理解する。そして代表的な発達検査や知能検査については、それぞれの検査の特長や相違点を比較しながら理解したうえで、実施方法、結果の整理・読み取り方・所見の書き方・結果の報告のしかたなどについて学ぶ。その際、受講生同士のロールプレイも行って、実践力をつけることを目指す。特に新版K式発達検査2020については、Keyとなる項目について、乳幼児期の一般的な発達過程と照らし合わせながら項目の意味・意義を理解していきたい。またWISC系の知能検査から、知能の構造モデルについて理解する。最後に、複数の発達・知能検査の比較を行いながら、子どもの発達についての総合的理解に達することを目標とする。
Course Goals ・発達検査項目の意味を理解し、発達のプロセスを学ぶ。
・子どもを対象とする発達検査・知能検査の実施結果から、個々の子どもの発達の特徴を読み取る力量をつける。
・発達検査・知能検査を実施して、所見として文書にまとめ、さらに保護者にフィードバックする力を身に付ける。
Schedule and Contents 1.発達検査・知能検査が開発されてきた歴史
2.発達検査・知能検査の目的、有効性と限界について
3.新班K式発達検査2020と乳児期の発達過程
4.乳幼児期の姿勢・運動発達と認知発達との関連
5.新班K式発達検査2020の実施方法
6.新班K式発達検査2020の実施(ロール・プレイを通して)
7.新班K式発達検査2020の検査結果の読み取り方・所見の書き方について
8.事例検討
9.代表的な知能検査の特長と実施方法
10.WISC-Ⅴの実施(ロール・プレイ前半)
11.WISC-Ⅴの実施(ロール・プレイ後半)
12.WISC-Ⅴの検査結果の読み取り方・所見の書き方
13.子どもの知能に関する他の検査
14.テストバッテリーと事例検討
15.レポートのフィードバック
授業の順番は変わることもある。
Evaluation Methods and Policy 【評価方法】
平常点として授業への参加態度(20%)、および複数回の小レポート(80%)によって、総合的に評価する。

【評価方針】
到達目標について、教育学研究科の成績評価の方針に従って評価する。
Course Requirements 教育学研究科臨床心理学コース以外の大学院生は履修不可。また、本学で行われる「臨床心理学課題演習」(中級実習)を履修済みあるいは履修中であること。
Study outside of Class (preparation and review) 「学部科目の臨床心理学課題演習(心理的アセスメント)」で学んだ、子どもを対象とする発達検査・知能検査の方法について、十分復習しておくこと。
またロールプレイで検査を行う前は、検査方法を示したマニュアルを熟読しておくこと。
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