Industrial Oraganization B

Numbering Code G-ECON31 6A664 SJ43 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type lecture and seminar
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period Tue.5
Instructor name ADACHI TAKANORI (Graduate School of Management Associate Professor)
Outline and Purpose of the Course 産業組織論や競争政策論への応用を念頭に置きながら、理論/実証といった区分に捉われず、「不完全競争と公共政策」「不完全競争と一般均衡」といったテーマを中心にして、講義と演習を組み合わせた形式によって、これらについて理解を深め、各自の研究に資するものとしたい。まず前半部は、担当者が、d'Aspremont and Dos Santos Ferreira (2021)に沿った解説を行う。続く後半部においては、毎回、各参加者が関連する最近の研究論文をピックアップし、それの口頭報告を行うと共に、参加者全員で議論を行う、ということを繰り返していく予定である。必ずしも産業組織論や競争政策論で研究を行う予定でなくても、応用ミクロ経済学全般、マクロ経済学、ミクロ経済理論、計量経済学などで研究を行う者が、それぞれの視点から関心を持つことを歓迎しており、後半部に関しては、参加者の研究関心に対応して内容を調整する予定であるが、メインテーマは「不完全競争の経済学」を保持するものとする。
Course Goals 各参加者の研究領域との関連で、「不完全競争の経済学」についての理解を深め、何らかの研究アイディアを生み出し、それを期末レポートにまとめることを目標にする。期末レポートとしては、(1) 必要な改訂の後に、ノート論文として投稿できるような小結果を示したような内容、あるいは、(2) 今後、更に深めていくに値するラフな結果を示したような内容であることとする。なお、データ分析を含むものなのか含まないものなのかについては問わない。
Schedule and Contents 1. 「競争の程度」のモデル化 (1)
2. 「競争の程度」のモデル化 (2)
3. 市場シェア・市場サイズと不完全競争 (1)
4. 市場シェア・市場サイズと不完全競争 (2)
5. 企業集団と不完全競争 (1)
6. 企業集団と不完全競争 (2)
7. 拡張 (1)
8. 拡張 (2)
9. 論文報告 (1)
10. 論文報告 (2)
11. 論文報告 (3)
12. 論文報告 (4)
13. 論文報告 (5)
14. 論文報告 (6)
15. 総括とレポートのためのディスカッション
(前半部と後半部のバランスは、参加人数に応じて調整の予定)
Evaluation Methods and Policy 議論への参加度合い(20%程度)、アサインされた口頭報告(30%程度)と最終レポート(50%程度)によって総合的に評価する。
Course Requirements 上級ミクロ経済学、上級マクロ経済学、上級計量経済学、上級統計学、経済学のための数学を履修済み、あるいは履修中であること。
Study outside of Class (preparation and review) 毎回の復習を確実にし、最終レポートへの準備に備えておくようにすること。
Textbooks Textbooks/References The Economics of Competition, Collusion and In-between, d'Aspremont, C. and Dos Santos Ferreira, R., (Palgrave Macmillan, 2021), ISBN:9783030636029
Related URL https://drive.google.com/file/d/1h9PK4w10o_mIZywEmeIeULEJg9JgRLdc/view
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