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Numbering Code G-ECON31 6A322 LJ43
G-ECON31 6A322 LJ44
Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period Thu.4・5
Instructor name ISAGAWA NOBUYUKI (Graduate School of Management Professor)
Outline and Purpose of the Course 本講義はプルータス・コンサルティング社寄附講座による提供講義である。プルータス社は,企業価値評価や種類株式,新株予約件付き社債やストックオプションなどのデリバティブの評価を行っている独立系の企業であり,評価業務の質・量ともに日本で上位の実績をもつ。同社は,企業価値評価の重要なファクターであるエクイティ・リスクプレミアム等のデータ配信事業も行っている。本講義では,ファイナンス理論をベースにしたバリュエーションの理論と実務をとりあげる。また,株式評価業務の実態や様々な資本政策,裁判事例,M&Aアドバイザリー業務などの実践的なトピックスもとりあげる。
Course Goals キャッシュフローと資本コスト,成長率について理解し,エンタープライズDCF法による企業価値評価の構造・考え方・計算方法を修得することが目標である。類似業種比較方式であるマルチプル法の特徴を学び,DCF法の主要ファクターである資本コスト(割引率)や成長率との関係を理解することも目標とする。実務で直面する様々な問題について知り,それらをどのように解決するかについての考え方を養うことも目標にしたい。
Schedule and Contents 詳細は開講時にアナウンスする(それまでに掲示することもある)が,概ね次のようなスケジュールを想定している。隔週開講(1回2コマ)。

第1回(① ②)バリュエーションの基礎理論
第2回(③ ④)株式評価と企業価値評価の理論と実際,財務モデル演習
第3回(⑤ ⑥)株式評価ビジネスの経営と実態
第4回(⑦ ⑧)資本政策と種類株の評価:トヨタやシャープの事例
第5回(⑨ ⑩)株式評価の裁判事例,未解決のテーマ
第6回(⑪ ⑫)M&Aとファイナンシャル・アドバイザリー業務
第7回(⑬ ⑭)ケーススタディ
第8回(⑮)  期末レポートと解説
Evaluation Methods and Policy 出席・小テスト(4~5割)と期末レポート(5~6割)で評価する。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) ファイナンスの知識が少ないと実感されている方は,上の参考書等を読んで予習すること。
Textbooks Textbooks/References 講義資料をウェブ(寄附講義サイトやPandA)にアップする予定。
References, etc. 企業価値評価の実務 Q&A(第4版), プルータス・コンサルティング編, (中央経済社)
バリュエーションの理論と実務, 鈴木・田中, (日本経済新聞出版 2021)
セミナール コーポレートファイナンス, 朝岡・砂川・岡田, (日経BP 2022)
Related URL https://www.plutus-com.gsm.kyoto-u.ac.jp/
https://www.plutuscon.jp/
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