Organizational Theory

Numbering Code G-ECON31 6A575 LJ44 Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period Mon.5
Instructor name WAKABAYASHI NAOKI (Graduate School of Management Professor)
KAKINUMA HIDEKI (Part-time Lecturer)
Outline and Purpose of the Course  組織を成立・存続させ、さらに持続的な発展を遂げることを目指すとき、私たちは組織のリーダーやリーダーシップが果たす役割に対して大きな期待を寄せる。しかし他方で、リーダーやリーダーシップが上手く機能しない瞬間に立ち会い、これらが組織を上手く動かす万能薬ではないと痛感することもある。組織の成功と失敗の双方について、その要因をリーダーやリーダーシップに求めた経験を持つ人も多いのではないだろうか。
そこでこの授業では、リーダーシップを多面的に捉えなおすことに加えて、組織やそこに属する個人を動かすための諸相(の一部)にも目を向ける。これらの理解を通して、組織においてリーダーシップをどのように発揮していくのか、また自身のリーダーシップをどのように開発していくのかについて考えてもらいたい。
Course Goals ・組織とリーダーシップの基本的な考え方の体系を説明できる。
・組織の中におけるリーダーとフォロワーの相互関係を踏まえながら、効果的なリーダーシップスタイルとは何かを説明できる。
・組織におけるリーダーシップの発揮にかかわる諸要素について、多面的に考えることができる。
Schedule and Contents 1(授業計画と内容)
各トピックについて、理論の解説と関連事例の紹介を組み合わせた講義形式を中心に進める。ディスカッションやグループワークを行うこともあるので、積極的な参加を期待する。なお、以下は大まかな計画であり、受講者の関心などに応じて順番やトピックを変更する場合がある。

Part 1:リーダーシップの理論と実践の理解
1. リーダーシップ論で学ぶことの全体像、2. リーダーシップの定義とその目的、3. リーダーシップの資質論と行動論、4. リーダーシップの状況適応論、5. 変革型リーダーシップ、6. サーバント・リーダーシップ、7. フォロワー主体のリーダーシップ論、8. リーダーシップの現代的トピック、9. リーダーシップ開発論

Part 2:組織マネジメントにかかわる周辺的議論と全体総括
10. フォロワーシップ論、11. チーム・集団のマネジメント、12. 文化とコミュニケーション、13. コンフリクト・マネジメント、14. 個人のマネジメント、15. 全体のまとめと補足解説
Evaluation Methods and Policy (成績評価の方法・観点)
 以下のような構成となる。
①授業への参加、討議への貢献 10%
②小テスト   30%
③中間レポート 30%
④期末レポート 30%
 なお、出席率が8割を切る者、および期末レポートを提出しない者は、不合格となる。
Course Requirements 経済学研究科の研究者養成プログラム(Rプログラム)の学生のみ受講可能である。高度専門人材養成プログラム(Pプログラム)は受講ができない(登録しても、受講不可となる)
Study outside of Class (preparation and review) 授業前には、PANDAで事前配布される講義資料を確認して、各回の全体像を押さえておくこと。必要に応じて、案内される関連文献やWebサイトなどで理解を深めておくこと。
 授業後には、各回の内容に関する理解を深めるだけでなく、前後の授業回や、他の授業で学んだ理論や事例との関連性についても考えること。合わせて、自身や他者のリーダーシップについて、学んだ内容を踏まえて考えること。
References, etc. (参考書等)
堀尾志保・館野泰一『これからのリーダーシップ:基本・最新理論から実践事例まで』(2020) ISBN:9784820727842
高橋潔『ゼロから考えるリーダーシップ』(2021) ISBN:9784492522332 (2021年)
その他の参考文献は、授業内で適宜紹介する。
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